東京電力の電気使用量グラフ(自動生成)を作成しました


震災後の輪番停電時にデータ収集をはじめて、非公開APIという形でデータを収集公開していたのですが、そろそろ有意な統計データとして揃ってきたのと、夏の電気需要の逼迫に備え、東京電力管内の電気使用量やピークを随時確認できるようにグラフを自動作成するようにしました。

kuippa.sakura.ne.jp/denki.php

 

 

プログラムのおはなし。

東京電力から公開されたデータはプログラムから利用するには利用しにくかったのでPHPのクローラーで収集しmySQLのデータベースに突っ込んで整形したあと、データにJSON形式でアクセスできるようにしました。グラフはJsでWebAPIにアクセスし、アクセス毎に描画しています。

WebAPI側で簡単な集計をしていますのでパラメーターを渡してやると曜日別や時間別の平均などを返してくれます。詳しくは詳細ページをどうぞ。 kuippa.sakura.ne.jp/denkiapi.php

何時間か実績データが収集できていないものがありますがこれが当方サーバ側での問題なのか先方側での問題なのかは不明です。またcrossdomain.xmlを置いていないので、セキュリティポリシーによってはそのままでは利用できない場合もあります。もし外部サーバーからJsで呼び出したいなどの要望や必要あれば設置しますのでお申し出ください。

 


地震になれてきた


揺れかたで慣れてきてしまって、変なところが震源地だったりすると、変な揺れかたをするので焦ります。なれって怖いですね。

地震と潮位のページのプログラムを更新し潮位の12時間の移動平均曲線を表示するようにした。

kuippa.sakura.ne.jp/choui.php


こうしてグラフをみてみると、遅行して現れる移動平均曲線と、潮位の曲線の差が大きいところで地震が発生しているように見える。

簡単にスクリプトを書いて計算してみた。移動平均値から+なのかーなのかの出現頻度は、+もーもほぼ変わらずで、鮎川観測所の潮位を基準とすると、

潮位が+に変化したときが524回 差平均は37.58cm

潮位がーに変化したときが589回 差平均は18.06cm

潮位のプラスマイナスを勘案しないと、27.25cmであった。

潮位は130~0ぐらいの範囲でしか変動せず、移動平均の移動レンジも50cm程度で収まるため、特徴のある数字なのではないかと思う。
生の数字をぼーっと眺めてみたが、もうすこしスクリーニングをすれば綺麗な数字がでるんじゃないかともおもった。なにかしら分布に特徴があるようにみえるが気のせいかもしれないが、やはり気のせいじゃないかもしれない。仮定の推測がただしいとすると次の地震のラッシュ時は6/9~11程度ごろかなとも思うが多分気のせい。

世界の地震情報をみてたら、なんかずいぶんあちこち変なところで起きてますね。ニューギニアとかミンダナオ島とかLOYALTY ISLANDSとかの南太平洋あたり。ちょっとひさしぶりに地震情報みててあれって思いました。

ここ1ヶ月の日本のめあたらしい地震があったところをあげておくと、

  • 豊後水道
  • 沖縄本島近海
  • 瀬戸内海中部
  • 十勝地方南部
  • 静岡県東部
  • 熊本県熊本地方
  • 滋賀県北部
  • 宮古島近海
  • 浦河沖(襟裳沖)
  • 日向灘(宮崎県)
  • 熊本県阿蘇地方
  • 兵庫県南東部
  • 歌山県北部
  • 紀伊水道
  • 奄美大島近海

www.seisvol.kishou.go.jp/eq/shindo_db/db_map/indexemg.html

阿蘇はいま火山警戒レベルがいっこあがってるのでちょっと注意。

 

まあ、地震の震源地と規模の可視化マップでみても、だいぶ落ち着いてきたかなー…。localhost/wehelpus/www/quakes.php

 

 

Javascriptでcsvデータでつくってしまうとこういう集計とか計算がめんどくさいね・・・

 


5/23参議院行政監視委員会がとても有意義


衆議院行政監視委員会にて大変読み応え、聴き応えのある参考人招致がおこなわれた。

  • 京都大学原子炉実験所助教 小出 裕章氏
  • 芝浦工業大学非常勤講師 後藤 政志氏
  • 神戸大学名誉教授 石橋 克彦氏
  • ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫 正義氏

 

小出裕章参考人の全身全霊をかけた凄まじい原発批判…引き出しが多くわかりやすすぎる!文字おこし・参議院行政監視委員会
blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65737210.html

こちらのページで京都大学原子炉実験所助教小出裕章参考人の言説がまとめられているが、その他のかたの発表も大変有意義なものであるので3時間ととても長いが、大変有意義。パニックにならないように情報を抑制しつつ流すことは、現状の体制保護のためにはなっても、将来の人類のためにはならないのではないか。その点でこの参考人の出す危険評価情報も出すというのはとても重要な事だと思う。人が判断をするときに、情報が偏っていれば正しい決断をするのはできない。

 

動画が長いのでいくつか任意意訳とハイライトを。特に質疑応答のパートが大変面白い。してそれぞれで注目すべきシーンへ動画リンクを貼ります。

石橋氏
youtu.be/8WNFcNOkzIY?t=2h46m17s
あえて浜岡の次に危険な場所をあげれば若狭湾は地震活動域
大地震がないというのはまさにこれはただの安全神話

孫氏
youtu.be/8WNFcNOkzIY?t=1h42m10s
電気は時間ごとの管理がされてないのでスマートメーターをいれよう。
税関でガイガーカウンターが500台とまっているなぜとまっているのか調査を。※これって500台じゃなくて4~5万台じゃない?

厚生労働委員会「海外からの放射線線量計の行方」2011.05.19-1
www.youtube.com/watch?v=KJeRpbcF-JU

youtu.be/8WNFcNOkzIY?t=2h33m19s

風力をつくるときに3年ぐらい調査が必要だが最後の環境アセスメントの門番は原子力安全委員会

後藤氏
youtu.be/8WNFcNOkzIY?t=1h19m48s
水蒸気爆発がおきて格納容器が壊れると不揮発性の放射性物質も漏れてしまうので恐れている。
中のものが漏れると広島原発数千発分だよ。
原子炉の場合、中性子で格納容器が痛むので脆性破壊がおきるかもしれない。
爆発的現象を想定するのなら現在の避難範囲は充分ではない。
安全性の議論をするときに利害が絡んでたらだめだよね。