(紹介)【動画】東北地方太平洋沖地震 / 世界の地震 発生地点・規模・時刻分布図


【動画】東北地方太平洋沖地震 / 世界の地震 発生地点・規模・時刻分布図
monoroch.net/jishin2011/#2

動画にまとまっていて、一見で概要が確認できるのがとてもやさしくわかりやすい。
個人的にはM3などの低エネルギーのものについては今回は省略していいのではないかと思った。エネルギー規模を32を底数にしてグラフを対数表示にするとまた違うものが見えてくる。

個人的感想。
見る人のために綺麗に作り込むことができる人を尊敬します。
自分もいくつか、同じようなのを作ったけど、自分用にザクザクとっと作って、公開できるようなところまで作ってない奴も多いし、公開している奴ですら、紹介した動画のようにわかりやすくなっていない。なんだろう、作りこみの時間の差だけではなくて、自分の作り込みの先にはこういう見てもらう人のために見やすく、わかりやすくアプローチするというゴール設定がなされていないのを痛感しました。んー。反省。

と言っている先から、こういうだらりとした結論も落ちもない文章を書いてしまってるんだけどね。


歴史上の日本でおきた大型地震の前後関係表


なんか、夜目が覚めたので、過去につくった地震データベース(IRISの過去地震情報から大きな地震だけを集めたもの)をパチパチしてた。
いろいろ弄りながら見てただけなので集計でもなんでもないのだけど、日本近海で過去に発生したマグニチュード8.4より大きい地震で、その前後2年間に日本でおきたマグニチュード7.5より大きい地震を抜き出した。マグニチュードを7.5より下げると一気にふくれあがってしまうのでここに乗っける表としては7.5より大きいものとしてある。

基準地震日付 マグニチュード 関連地震日付 マグニチュード 日付差 緯度差 経度差
1958-11-06 8.7 1959-04-26 7.7 -171 19.4000000000 25.7000000000
1958-11-06 8.7 1958-11-06 8.7 0 0.0000000000 0.0000000000
1952-03-04 8.6 1953-11-25 8.3 -631 8.6000000000 1.5000000000
1952-03-04 8.6 1952-03-04 8.6 0 0.0000000000 0.0000000000
1933-03-02 8.8 1933-03-02 8.8 0 0.0000000000 0.0000000000
1933-03-02 8.8 1931-03-09 7.7 724 -1.3000000000 2.0000000000
1914-11-24 8.7 1916-04-21 7.8 -514 -11.0000000000 2.0000000000
1914-11-24 8.7 1916-02-01 8 -434 -7.5000000000 11.5000000000
1914-11-24 8.7 1915-11-01 7.8 -342 -17.0000000000 0.5000000000
1914-11-24 8.7 1915-02-28 7.7 -96 -1.6000000000 19.5000000000
1914-11-24 8.7 1914-11-24 8.7 0 0.0000000000 0.0000000000
1911-06-15 8.7 1911-06-15 8.7 0 0.0000000000 0.0000000000
1911-06-15 8.7 1910-04-12 8.3 429 2.5000000000 8.5000000000
1898-06-05 8.7 1900-01-11 7.8 -585 1.5000000000 9.5000000000
1898-06-05 8.7 1899-11-24 7.8 -537 6.0000000000 12.0000000000
1898-06-05 8.7 1898-06-05 8.7 0 0.0000000000 0.0000000000
1898-06-05 8.7 1898-04-22 8.3 44 -1.0000000000 1.0000000000
1898-06-05 8.7 1897-08-16 7.9 293 -1.0000000000 0.0000000000
1898-06-05 8.7 1897-08-05 8.7 304 0.0000000000 0.0000000000
1898-06-05 8.7 1897-02-20 7.8 470 -0.1000000000 1.5000000000
1898-06-05 8.7 1897-02-07 8.3 483 -2.0000000000 3.0000000000
1898-06-05 8.7 1896-11-18 7.6 564 -5.5000000000 -3.0000000000
1898-06-05 8.7 1896-06-15 7.6 720 -1.6000000000 -1.2000000000
1897-08-05 8.7 1898-06-05 8.7 -304 0.0000000000 0.0000000000
1897-08-05 8.7 1898-04-22 8.3 -260 -1.0000000000 1.0000000000
1897-08-05 8.7 1897-08-16 7.9 -11 -1.0000000000 0.0000000000
1897-08-05 8.7 1897-08-05 8.7 0 0.0000000000 0.0000000000
1897-08-05 8.7 1897-02-20 7.8 166 -0.1000000000 1.5000000000
1897-08-05 8.7 1897-02-07 8.3 179 -2.0000000000 3.0000000000
1897-08-05 8.7 1896-11-18 7.6 260 -5.5000000000 -3.0000000000

わかる人向け、魔法の呪文・・・
SQLが汚いのは、いじりながらくっつけたりしているだからだよ・・・と、言い訳をいちおうしておく。

SELECT 
	q1.ymd "基準地震日付"
	,q1.m "マグニチュード"
	,q2.ymd "関連地震日付"
	,q2.m "マグニチュード"
	,DATEDIFF( q1.ymd , q2.ymd ) "日付差"
	,q1.lat - q2.lat "緯度差"
	,q1.lng - q2.lng "経度差"
FROM 
	(
	SELECT * 
	FROM whu_quake_mst
	WHERE m > 8.4
	and lat between 20 and 45
	and lng between 122 and 154
	) q1, 
	whu_quake_mst q2 
where 
	DATEDIFF( q1.ymd , q2.ymd ) < 730 
	and DATEDIFF( q1.ymd , q2.ymd ) > -730 
	and q2.q_no != q1.q_no
	and q2.m > 7.5 
	and q2.lat between 20 and 45
	and q2.lng between 122 and 154
Order by q1.ymd desc,q2.ymd desc

冬に向けて、今年は地震の備えもわすれずに


www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111118/dms1111181549019-n1.htm

大震災“的中”の博士「関東近海でM9」と警告!その恐るべき根拠
2011.11.18
 東日本大震災の発生を“的中”させた研究者が、マグニチュード(M)9・0級の地震発生リスクが高まっていると指摘し、注目されている。震源地は関東地方の近海、十勝沖の可能性があり、地震エコーと呼ばれるFM放送向け電波の乱れが「3・11」発生前と似たような動きを示しているというのだ。今度は首都圏や北海道に最大震度7の強烈な揺れや大津波が襲いかかってしまうのか。

この図をみておもうところたがあった。
自分が調べた地震空白域と重なるのだ。
地震空白域
黄色いところが1968年以降の地震空白域だ。

詳しくは震災直後のこのころブログに書いた。
地形を観察する
1968年からの地震空白域

空白域のほうは関東では若干内陸寄りだ。おそらく東京都が予測している湾北の海溝地震にあたるのではないかと思う。フィリピン海プレートがよこたわっているのでこの新聞報道のように東海地方にはかかっていない。というか、東北地方を中心に過去に起きた地震震源域を調べたので調べていないともいう。
いやしかし、電波で予測して2つもあったらどっちかもしぼりこめないじゃないかと残念でならない。

なんか言いすぎて口がすっぱくなってますが、日本に住んでいたら地震とは切り離せない土地柄です。今回の大地震に関係なく全国的に備えておきましょう。特に今年は、日本近海で大規模な地殻変動があり、地殻にヒビがはいった状態にあります。

やわらかいホットケーキをたわませたところを想像してみてください。割れたホットケーキの亀裂というのは伝達して拡がっていきます。割れたときの衝撃が地震です。亀裂が伝達するときにも地震はおきます。東日本大震災では通常の400Km以上が1万倍以上の力で壊れているので、当然関連地震も多いです。

怖がらせてばかりでもうしわけないですが、安心し惚けていい要素はあまりないので、ちょっと心配してください。でも、心配しすぎてしまっているひとは安心してください。3.11のような大震災ですら地震で死ぬ確率はガンで死亡する確率の1/10です。10年平均で考えれば1/100です。だから体調管理に割いている10%ぐらいの投資で対策しましょう。今年はリスクがあがっているので、ちょっと高めでもこんなもんかと思います。

 

さて、冬の備えなしは2次災害で死ねるので備えあれば憂いなしということで、無駄かもしれませんが少し考慮してください。特に、経営者や教員など、人に対して、人の環境にたいして責任ある立場のひとは、まわりに同意を得ることは難しいかもしれませんが、思うばかりではなく行動が重要になります。

mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/11/18/20111119k0000m040077000c.html

東日本大震災:M7以上の余震発生確率15%…気象庁
 気象庁は18日、東日本大震災の震源となった宮城県沖で12月14日までの1カ月間にマグニチュード(M)7以上の余震が発生する確率が15.1%とする予測結果を、同日開かれた地震予知連絡会に報告した。「被災地では引き続き大きな余震に注意が必要だ」としている。

潮位と地震の連動性を調べる奴はシステムとしては止めてしまいましたが、遅効性の移動平均と潮位の変動のクロスで地震の発生日の危険日ぐらいは出るような気もしています。この日だとかいって危険煽っても逆効果なのでそういうことはやめておこうと思ってたのですが、報道や関東の人々の感じをみるとだいぶ忘れてきているので、煽ったほうがいいのかなとも。
まあ気がむいたら。

ではでは!