2017Resasハッカソン@電通大


一年に一回ぐらいはハッカソンに参加しようとおもってはいます。できるかは別。
Resasっていう政府統計のビジュアライゼーションをするサイトがあるのだけど、これに絡んだハッカソンに参加してきました。調布の電気通信大学での開催です。

 

【内閣府主催】RESASハッカソン2017 in 東京 ~IoTで創る東京のミライ~
RESASやIoT等による地域ビッグデータを利用して東京の「ミライ」のためのサービスを作ろう!
connpass.com/event/67436/
resas.go.jp/

 

去年もこれに参加していて、地域の価値を大都市との物理距離と経済距離をぶつけて散布を書くみたいなめっちゃ統計に偏ったハックだったのだけれども、「去年は何したの」と聞かれて調べるまで、欠片も覚えてなかった。日記がわりのブログメモ大事。
kuippa.com/blog/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E5%89%B5%E7%94%9F%E3%81%A8resas-%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/

 

なので、今年もなにをやったかは書いておこう。

今年は概念をハックとかふわっとしている感じで、言語化むずす、頭の中の整理必要かも。

 

経緯

チームビルド集まった面子四人で楽しくやろうやとなり、選択肢が複数でたときは、どうなるか想像できない難しいのをやろうというむちゃ指針が決まる。

 

自由になりたいそうな。

じゃぁ何に縛られてるのかとかいう話しになり、リストに「重力」などと書くものあり。重力からも自由になるという発想を得たことで、当たり前になりすぎたものはそれに束縛されているとも認識できないほど、縛られるものなのだね。では、常識やステレオタイプをぶっ壊すには何が必要だろうか?何を壊せばよいのだろうか?

 

単位をぶっ壊そう。

あたらしいモノサシを得ようという話しになった。度量衡を制覇しよう。

 

昼飯を食いにエレベーターで移動するときに、エレベータの移動に必要なのは滑車を回すハムスター何匹分なんだろうねなどという談笑。すべての単位をハムスターで換算するかなど。どんな単位をぶっ壊せばいいかについて議論。システム開発のとき人の仕事を人月で表し、価格で評価するけれども、あいつの人月とこいつの人月はアウトプットがちがうのに同一尺度で評価している。だったらいっそハムスター何匹分とかで表しても一緒なでのはないか。

 

 

まだ定量化されていないクリエイティブの単位をつくろう。

クリエイティブの最小単位は何で計れるかについて考える。幼稚園児の紙粘土など。表現が固定されたもの。誰かしらの表現をみたものが、それらを見た人に与える影響などで計れるのではないか。心拍数や表情の変化、動歩行の変化など。

 

あーじゃないこーじゃないというブレストを経て、実現可能なレベルにおとしこみ。

タイトルは「重力からのクリ」もう、タイトルからしてようわからん。

クリが10クリあつまれば、徳利で日本酒に変換できるなど。まあ、おふざけがほどよいハック。

 

つくったもの

クリエイティブだなと評価したときに「クリ」というポイントを譲渡できる仕組み。

「クリ」が誰から誰にわたってきたかという記録がのこっているブロックチェーン(ボトルメール)のイメージ。

 

「クリ」を得る仕組みは2系統あり、環境からえるものと誰かから譲渡されるもの。

環境から得る仕組みは、ギャラリーやライブ会場にカメラを設置して、入場者が入ったときと出てったときで閲覧者の感情が変化していれば、表現者にクリを発行。これは、web camで表情認識(C#、Azure、コグニティブ、人感センサー、カメラ)で拾うことで実装された。(サーバー連携まではいけなかった)

 

譲渡系は、自分のスマホにはいっている特定の「クリ」のQRコードを相手のスマホが覗くとその「クリ」が移動する仕組み。(iPhoneネイティブアプリ[言語なんだったんだろ?]、サーバー側:Cloud9、ruby sinatra)

 

クリにはひとつひとつにユニークなIDが振られていて、ユーザにもIDが振られいてるので、それらの「クリ」が誰から誰に付与されて、どういう変遷を辿ったのか、どのユーザー間でやり取りが盛んなのか、どこで相互評価しあうクラスタができているのかなどをForce-directed graph(d3js)のちょい弄ったもので描画。また、クリの譲渡時にスマホから緯度経度をもっているので、移動状況を地図(google map)に表示。最後の表示系の担当。

 

URL等でみせられるものはありません・・・。今回はスクショものこしてないやw

コードも汚いやっつけで書いたので多分もう開いても追う気はおきないな。

 

どんな風につかわれることを想定したのか

Resasのような統計情報を利用したハックというよりは、これから定量化する情報を集めるための仕組み。
例えば、街の通りなどにカメラを設置して、この通りはクリの集まりが低いね。高いねなどと、記録されていくことで、その他の統計値となんらかの相関が見えるようになるかもしれない。起業率や、過疎率などに生きてくるのではないか。

 

また、だれがだれを評価したのかのような流れも追えるので、ハブとなるクリエイターがどこにいて、地域をどのように流入しているのか、もしくは転出しているのかもわかり、ここに効いてくる超精密ターゲッティング施策もできる。

単に芸術的なクリエイティビティを推し量るだけじゃなくて、旅館のホスピタリティを評価することでその循環を追ったりできるようにんり、定量化が困難だったものが見えるようになるんじゃないかな。とか、まあ、審査員からは概念だねと言われた感じ。

 

そのほか

この、クリ値については、いろいろ思うところもあるし、審査員さんにはICOとかのことも教えてもらったし、これまでに考えてきた部分もあるので、ちゃんと考えてみたいね。

 

このハッカソンの裏でエイベックスのハッカソンをやっていたらしく、なんか世間のハッカソン好きはそっちに流れて盛り上がってたみたいで羨ましい感じです。どこかのハッカソンイベントから2日目流れてきたひとが、こっちは地味だねとつぶやいていました。

avex-xRハッカソン(VR/AR/MR)
entertech.connpass.com/event/69545/

 

電通大な感じの質実な感じのハッカソン。

いくまえは内閣府と内閣官房の区別がついていなかったのだけれども、少しだけ賢くなりました。

でもいまだにどっちがどっちだかはわからない。


Yコンビーネーターを読んで悲しくなった


深い溜息。シリコンバレーでスタートアップがどのようにおこなわれているかという実例集。Yコンビーネーターという起業家新兵育成塾が『ハッカーと画家』の著書で有名なポール・グレアムの主幹でおこなわれている。

Yコンビーネーターでは、$14-20kドルの非常に小さい額の投資をおこなうと同時に、スタートアップ時に必要な指導がおこなわれる虎の穴だ。2005年から550を超える起業にたいして投資がおこなわれていて、このなかには日本でも有名なDropboxやHerokuが含まれる。

 

ycombinator.com/

 

このコンビーネーターを通して仲間づくり、またその後のベンチャーキャピタルなどへのつなぎ企業へと育っていく。
兵隊の訓練でいえばBoot Campであり、Webの世界でいえばBootstrapにあたる、スタートアップのためのフレームワークといっていいものがシリコンバレーには確立しているようだ。
日本はこの著書でいわれているような、「檻に入れられたハッカー」が多い。檻とは大企業などのことで、大企業にはいってしまうとその首にはしっかりとリードがついて「何か悪さをしないように」、規定の評価基準の中におさまるように制度がくまれ、この基準から外れると途端に苦労するようになっている。仕組みを出し抜こうとしても、そもそも仕組みそのものがスパゲッティーモンスター化しすぎて、互いに矛盾しまくって両バサミ(有名なダブルバインド条項)になっていて、なにかをやらかせば、法治ではなく人治で裁かれる。
古くはマイクロソフトのビル・ゲイツをはじめ、facebookのマーク・ザッカーバーグもgoogleのラリー・ペイジもセルゲイ・ブリンもYahoo!のジェリー・ヤン、デビッド・ファイロも自分でアイディアを具象化できるハッカーだ。日本の経営者で自分で”コード”が掛ける人が何人いるだろうか?HONDAの創業者以来いなくね?誰かいたっけ?と話しになったときに、ホリエモンの話しがあがって悲しくなった。ホリエモンこと堀江貴文氏はコードが書けた人だが、比喩ではなく本物の檻にいれられた。なんという・・・。

 

先日winnyを開発した金子さんが若くして亡くなられた。おくやみ申し上げる。彼もまさにその働き盛りの貴重な年月を法廷闘争に費やした人物だ。ハッカーからパソコンを7年取り上げることは、なんの解決にもならない。岡崎図書館事件もそうだ。遠隔操作事件もそうかもしれない。
人類の文明や文化、科学をおしすすめるかもしれないエンジニアがエンジニアリングで評価されず、所属している企業の看板や資本力、またはそれまででいくら稼いだかという結果で評価される。まてまてまて。科学技術の革新は、これから将来生み出す価値を評価しなきゃいけない分野のはずだ。なぜ既存のモノサシで図ろうとするのか?そのくせイノベーション、イノベーションと騒ぎたてる。

 

「アイディアはどうでもいい、あなた達が気に入った」というレベルで投下される数百万円の資金。企業未満のチームにとって彼らの才能を最初に見いだす貴人行為だ。日本に貴人はいるのか?もしそんな人がいたら奇人あつかいされてしまう。

P413 「テクノロージーのハブを作るには2種類の人間さえいればよい。金持ちとハッカーだ」
P414 「優れたコンピュータ科学部がある大学の周辺で、かつ変人を許容してくれる文化を持った地域だ。優秀なハッカーの多くは変人だ」「自治体が1000のスタートアップに100万ドルずつ出資すればよい」

 

日本にも幸いなことにテクノロージクラスタはある。面白い技術をたくさんもっているし世界とも十二分に戦える。統計的にはお金持ちも世界標準のなかではとても多くいるはずだ…。だが日本の金持ち、これに少し問題があるのかなと思う。

 

日本のお金持ち(純資産1億円以上の富裕層、5億以上の超富裕層)は数種類に分類できる。そしてそれは年齢と大きく関係があるのではないかと思う。

70歳以上(土地成金)

戦前の金持ちは財産没収されたのでこの年代の金持ちは都市部の農家などの土地成金が多い。不動産などを多くもっていてキャッシュフローは潤沢だが、技術への投資はおこなわない。もっかの懸念は継承だ。

60~70歳ぐらい(出世成金)

一部上場の経営層でも年収は数千万円、しかもキャリアの終わりでこれなので蓄財という意味では数億円も使える余裕がない。テクノロジーに明るく社会経験も豊富なので貴人になりうる層だが、ポール・グレアムのように個人の裁量で数百万をぽんぽん再投資できるほどの潤沢な資産をもつ人はいない。真面目にやってきた人であれば尚更だ。そうじゃない人は技術ではなく政治に投資したりする。

45~55歳ぐらい(事業成金)

これくらいの年代だと中小企業の社長や士業(医者や弁護士)などで商売に成功した人のほうがお金をもっている。しかし、同時に債務も多く、資産と負債が大きいところでバランスしているだけだったりする。可処分所得が多く高級車にのったりするので金持ちに見えるが、自ら事業をおこなっていることが多いので、他人ヘ投資するなら自分も噛もうとするか、自分の事業に絡めようとするケースが多い。

35~45歳ぐらい(運用成金)

この年代ですでに資産形成が終わっている場合は2パターン。なんらかの元手をもとに株や不動産などの運用益で稼いだ層。遺産などのまとまった資金がはいったゆえ運用を覚える人も多い。流動性の高い金融商品から最終的には不動産のような手堅いところに落ち着く。同時に遺産のような自分の才覚ではないところでお金を持ったひとから、なんとかして身ぐるみはごうとする人もおおく、未公開株に手をだす投資家はだいたい退場する恐ろしい社会風習がある。

35歳未満(ネット成金)

いわゆるニューリッチ層。最近だとアプリとか一昔まえならアフィリエイトやFXなど、形態はいろいろ。熟故に尊法なにそれおいしいのとかなことも多かったりするが、まだわかいので他人に投資より自分の事業に投資したほうが効率が高い。

 

事業で成功したスーパーリッチ(超富裕層)って、税の関係から個人資産にしない(できない)から、再投資できないんだよね。所得にすると税金で半分もってかれちゃうし、相続のときにも半分もってかれるし。そういうわけで日本には他の人の事業に投資できるお金持ちはおらず、その投資業務は貸付という形で銀行業務に委託される。

次世代を育てるために投資したくても、譲渡税高いし(当座の資金が必要な差し迫った人は年末まで税金分なかなか残せないよね?)、株式取得で成長したら株を買い戻してもらうにしても未公開株を発行額面以外で評価すると脱税だとか利益調整だとかとられちゃうので、投資家が売却益を得ようにも、上場してもらうよりない。

アーリースタートアップは500社に投資して1~3%の成功率らしいけど、この投資失敗分を損金としてうまく計上できないと、競馬でハズレ馬券は経費に含めませんっていわれて税金かけられたような事件になっちゃう。(累計約28億7000万円の馬券を買い、累計約30億1000万円の払い戻しを得たことにたいして、5億7000万円脱税に問われた事件があった。)

日本だと金持ちとハッカーを集めてもテクノロージーのハブは作れなそー。これに公益性を担保するような自治体レベルの仕組みが必要。サザエさんの銅像が事業とみなされて税金かけられちゃうような制度ですから。
国が税金として集めて再投資してくれればいいけど、起業助成金とかは、使った実績に対して翌年振り込まれるのでそんなんじゃ助成金を受け取るまでの助成金が必要で(以下ループ)

 

やっぱり深い溜息。22歳ぐらいの登場人物達の活躍はまぶしすぎてつらい。とっとと売ってしまおう( ゚д゚)


情報発信社会における教えることで教わるスタイル


複利の計算も怪しいひとたちがいかにして10ヶ月でMBAの人達が使うwaccやらを肴にキャッキャウフフできるようになったか?教えるは学ぶの早道。今後注目すべき恐るべきソーシャル・ラーニングという学習形態についてレポートしたいと思う。

 

概要

  • 目的:企業戦略、マーケティング、会計&ファイナンスの主要三科目と、英語やIT、時事などの補助科目の学習を通しビジネスの基礎筋力を鍛える。
  • 形式:共通の教材を元に各グループが発表をおこなう、大学でおこなわれる輪読や輪講に近い形式ではじめられた。
  • 頻度:月に一回の頻度で丸一日、10ヶ月

 

結論

年齢、仕事、それまでの学習など様々な異なるバックボーンを持つ人達が互いに教えあうソーシャル・ラーニングは、実務経験などがあり”ツッコミ”ができるメンバーが参加することにより、テキストの表層上の理解にとどまらず、テキストが体系化し整理したその事象そのものを再構築し分解することで、勉強会に参加している各自の体験を共有する助けとなることがわかった。
つまり何かってぇえと、お偉い先生が定義した共通言語を獲得したグループが会話すると、座学での学習なのにいくつもの実務をこなしたぐらいすげぇ勉強になるし、捗るぜ。ってこと。

 

 

 

ストーリー

皇居周辺をランニングしていた大学生が「ビジネスに数学って必要なんですか?」と一緒にランニングをしていた社会人に尋ねたことから事は始まった。この一石はfacebookなどのソーシャルメディアを通じ媒介されそして増幅された。
そのつぶやきからほどなく2012年ゴールデン・ウィーク開け。都内某所の某高いビルの上の会議室に十数名が集まった。ちょっと勉強会をやるべさぐらいののりでfacebookなどを通じて集まった面々だ。その中になぜか私もいた。なんか楽しそうという物見遊山でひきこもりが都内に向かったのだ。

 

 
某経営コンサルタント(※有名な人なので名前を伏せておきます。)

「教材用のテキストはここらへんにしようとおもうんだけどー」

 

 
ででーーん!
出張帰りで大きな荷物もってるのかなと思ってたのだけど、なんと1週間ぐらい出張にいけるような旅行バッグの中身はすべて教材用の本だった!しかもほとんど英語の本。そだ彼ハーバードMBA・・・

 

テキストをみて、ちょっと気軽すぎちゃったかなと少し青くなった・・・。

詳細を話すとそれだけで、一記事をついやすことになるので省略してこの時決まった事は下記のとおりだ。

  • 科目:主要3科目(企業戦略、マーケティング、会計&ファイナンス)+英語、ITや時事などの補助科目
  • 教材:教科書(日本語訳のほう!)と副読本
  • スケジュール:月一開催で年末までという通しのスケジュールと初回開始日
  • チーム:主要3科目の何に興味があるかでチーム分けをおこなった。4人1組み。4つのチーム。
  • 担当:校長、副校長、オペレーション、会計、書記、ITなどの担当を分担した

 

第一回目授業はエクセルの使い方などの基本講座が開催された。エクセルで本を出してる方がアシスタントに着くレベルのプロフェッショナルによる贅沢授業。参加メンバーはfacebookで情報のやりとりこそできるものの、パソコンの扱いが初心者レベルから、プログラム書いてるべさの人まで受講者のレベルが一様ではなく、おそらく教える側からすると、とても教えにくい集団である。私も今更エクセルなんて…と思ってたが、随所にこれは知らないでしょ的なテクニックが織り交ぜられていて上級者から初心者までためになる授業だった。

 

 

かようにしてメンバーはエクセルとパワポの基礎を習得した。
以降、発表は各チームがパワーポイントにまとめプレゼン形式でおこなわれた。

 

 

各チームはオンライン・オフラインを通し、担当のテキストの章をどのように発表、講義するかでミーティングをおこない、資料をまとめた。小難しい内容がショートコントにまとめられるなど、発表は回を増すごとに暴走創意工夫がましていき、終盤のケース・スタディなどでは実地覆面調査などまで行われた。実務でもここまでやんないだろうというレベルの作りこみである。

 
会計&ファイナンスについては素人が輪講の形で教えるには難しすぎるということで、ちょうどTACとLECという資格専門予備校に会計の勉強で通っていたタックレックコンビとMBAホルダーによる財務特命チームが結成され授業がおこなわれた。超贅沢。しかし、やはりアカウンティングとファイナンスは数学の学習に近く、中学校のときにならった二次方程式とか怪しいね……という人によってはすんなりとした理解が難しいようで、学習が追いつかない人にはかなりの数の補講もおこなわれた。skypeによる補講なども何度もおこなわれ学習用のまとめ動画などまでつくられた。

 
ちなみに、一般公開されることは無いと思うが授業風景は第一回目より録音録画されyoutubeにアップロードされている。授業に参加できなくてもメンバーはその授業を反復することができるようにされた。資料もオンライン上でアーカイブされ共有されているのでいつでも確認が可能だ。運営はボランティアだが、ここらへんの体制はそこらへんの生半可な仕事や有料ビジネススクールよりしっかりしている。

 
途中、メンバーのひとりが海外に留学してしまったのだが授業がskypeを通して中継されオンラインで授業に参加できるようになるなど、試行錯誤こそあれどこの時代ならではITの恩恵はてんこ盛りだ。

 

 

かくして、海のものとも山のものともわからない状態で始まった勉強会は、背景がまったく異なる人達が入り混じったことで突然変異のごとき化学反応をみせて、反復学習とshow&tellなどの工夫みせつつ、ちまたで話題になっているオンラインだけのソーシャル・ラーニングとはおそらく一線をひいたほうがいいレベルで「教えることで教わる」という、当たり前だけどなかなか実現するのは難しい仕組みを再構築したのでした。

 
佃煮屋のおねーちゃんが将来価値の計算ばっちこいとか、古本屋さんがなんでcapmでパスワード保護されたエクセル突破してるんだろう的な光景とか、アナリストでもないのに公開されているIR情報から企業継続価値(ターミネートバリュー)まで計算してDCF法で理論株価までだしてるのを見て個人的には感動した次第であります。すげぇなと。というか、なんだこりゃと。

 

 

約10ヶ月にわたる壮大な実験勉強会が終わったわけですが、その後はどうなるんでしょう。わかりません。有名な人が絡んでいるので少し気を使って情報としてまったく外にだしていなかったのですが、形として終わったのでぺろんとこんなことをやっていたよーと一部情報公開しました。

 

でも、なんか卒業テストがあるので、ぶっちゃけ私が卒業できるかはわかりません。
ルールル、ルルル、ルールル~・・・