話題になってたブログが2つほど。
株買ったらレバレッジ感半端なさすぎワロタ
anond.hatelabo.jp/20130726220650
↑株買ったらみんな俺様のために働いている感がしてすごい!という匿名記事。
有名ドコロいれて40銘柄ももてば全能感がでるのもわからんでもない。
今回の株高で相当稼げたのだろう。
「株主様」の社内における位置づけについて語ってみようか
d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20130727/p1
↑株主なんて総会の時にお付き合いスルだけの存在というカウンター記事。
大企業が人生を掛けるほど安定というなら、その株をもっておくだけでもいいじゃないというのが自分の意見。
持ち株会みたいな働いてる上そこの株も握るような再投資はリスクありすぎだろうと思わなくもない。
(団塊前世代ではうまく機能していたようだが・・・)
株主は最劣後債権者と呼ばれる存在。
もし、会社更生法で破産手続きをすると優先順位は
税金(租税)>銀行(抵当)>従業員(賃金)>その他(売掛金や株主)
tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/hourei_seido_tetsuzuki/roudoukijun_keiyaku/roudousaiken3.html
一番最後の債権者となるのでまず確実に株主までに回ってこない。従業員のほうが上位債権者である。
しかし議決権行使を行使し経営に参加することができる。
大企業の株主総会は保有者が多すぎて形骸化しているので、形式上だけのものになっているかもしれないが、代表取締役も役員も株主によって選任、また解任されるので立場的には、取締役を選任する立場である。会社がなにをするとかという定款を決定し、また利益の処分方法もここで決定される。つまり株主配当をいくらにするかも株主総会に諮られる。
企業の従業員からすると株主などめんどくさいだけの存在なのかもしれないが、銀行から金を集めるのか資本であつめるのかという、企業経営における資本コストの問題であるので、金利が低いいまは銀行から借りたほうが加重平均資本コストが安くなるという実体において銀行が優遇されているのだ。資本の要求利回り(ハードルレート)が下がったり、有利子借入のコストが増大すればこれは逆転する。
資本を使って商売して利益をあげるのはどの企業でも共通していることなので、これを無視して通常企業経営は行えない。いまは金利が低い時期なので銀行のほうを向くべきである。(インフレがこのまますすんだらわからん)
株主の立場からみると、銀行預金が0.01%の時代でも3%ぐらいの利回りをだしている企業も多く、最劣後債権者にはなってしまうものの人生をひとつつかって勤め上げるのと同程度の資金リスクで運用することはできる。デフレの時には理論的にはキャッシュを保有しておくべきだが、同様の論に立てばインフレ時にはものにしておきべきで、資産形成の一部としていまでも有効な手段のひとつである。賃料収入がある不動産でもなんでもいいが、ある程度資産を持ってるひとは考えないとダメなんじゃないかなと思う。
株は単独で2/3とか1/2とか持ってればそのまま決定権を握ることになるけど、一株でも保有していれば株主代表訴訟もおこなえるし、また、株主は6カ月前から継続して、総株主の議決権の100分の1以上、または300個以上の議決権を保有していれば、株主提案権を行使することができる。
提案権を行使されると、野村ホールディングスが野菜ホールディングスに名前を変えろと提案されたりと楽しいことになる。
「定時株主総会招集ご通知(添付書類:第108期 事業報告
www.nomuraholdings.com/jp/investor/shm/2012/data/report108.pdf
と、つらつら書いたけど株は自分で商売をはじめてからはアホールドしたままで見てもないのでダイブ変わったかもしれません!