新規感染者数と複利の計算


東京都の新型コロナウイルス感染者数が2400人を越えたそうな。
感染してから発症し、そこから病院にかかって検査し、陽性の結果として数字にあらわれるのにだいたい2週間程度かかる。2週間前、つまり12/24、クリスマス・イブの人の出をみればさもありなん。元日の初詣も例年どおり人が並んでいた。この傾向は緊急事態以後もあまりかわらないので今後数週間、新規陽性者数が減少に転ずることはないだろう。お正月の長期休暇には期待してるんだけどな・・・。もしかしたら二極化するかも。

このブログでは新型コロナウイルスについては、(俺の中では)抑えめに書いててあまり踏み込んで触れてこなかった。さんざん書いている気もするけど、前回の投稿が実は初コロナカテゴリー。新型自体がよーわからんのもあったけど、ある程度確からしい情報が出るまでと思ってるうちに一年が経ち、そして、事態は専門家も想定した通りになっている。あるいは、コロナ以外のことで今現在おきていることを加味するともっと悪いとも言えるかもしれない。

なので、ブログのタイトルを今日から「ここは3.11後の日本」から「ここは19後の世界」に変えた。19は「covid-19」の19。3.11は日本人になんらかの影響を及ぼすものであったが、covid-19がもたらす影響はさらに大きなものになるであろう。収束の目はあったのに、やっぱり駄目だった理由を考えると、やはり、公衆衛生レベルは一番低いところに揃うというところに尽きる。そして利益誘導などの意図が絡んだ誤情報。

マスクをしない人がいるとか、指先のアルコール消毒だとか、咳エチケットとかそういう本質的ではない瑣末な議論で相互監視をし、緊急事態宣言をすればおさまるんじゃないかとか、移動を制限すればいいとか、政治が悪い、パリピが悪いとかいうのをみてると、やっぱり終息は万能治療薬cureでもできない限り無理そうだ。

実行再生算数Rtいまは1.4ぐらい。
これは金利だと40%に相当する。

「72の法則」というのがある、これは72を金利で割ると元本が倍になる年数がわかるというものだ。
70÷40、つまり、金利40%なら1.8年で倍になる。
金利は年率だが、新型コロナウイルスは、1人の人があらたにもう一人にうつす期間で考えなければならない。
発症数日前から感染能力を持つので、再生産に必要な日数を仮に10日とすると、18日後には倍になる計算となる。つまり、東京都の場合、18日後には新規感染者数は5000人になり、36日後には1万人、54日後には2万人になる。闇金融が10日で1割なのに4割っちゅうのはウシジマくんもまっつぁおだ。

複利の計算式がそのまま使える。

n日後の感染者数=(現在の感染者数×実行再生算数Rt)^(n日/倍化日数)

実際は、倍化日数は4月頃のデータを見ると7日((https://www.amahakuho.jp/central_cms/wp-content/uploads/%E5%B0%BC%E5%B4%8E%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9.pdf
))とかなっているし、たぶん5~10日ぐらいで見ておいたほうがいいだろう。

ま、これは簡単に計算できるし、東京都あたりの公開されているオープンデータをひろってきてエクセル様に近似曲線引いてもらうだけで、1次関数しかわからない中学生でも簡単に予測できるだろう。指数関数が難しければ、対数グラフにしてしまえば線はまっすぐで引ける。
これを収束にもっていくためには実行再生算数を1以下にする必要がある。つまり、1人の感染者が1人以上に感染させないようにすることだ。

これまたバイオハザードの基本なのだが対策には物理学的封じ込めか、生物学的封じ込めしかない。 中国の場合、アパートのドアを溶接するという恐ろしい力技で、生物学的封じ込めをおこなっている。

「中国、コロナが出たマンションの扉を溶接 2週間後、餓死した住民らを火葬」
blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2005473.html

現代人権に照らせば著しく非人道的だが、こと疫病対策では行き着く終着点はここだ。 移動を制限するロックダウンが生物学的封じ込めで、火葬が物理学的封じ込めにあたる。
ゾンビ映画とかでバタリアンとかを銃とかで倒すのが生物学的封じ込めで、最後ナパーム弾で生者もろとも焼き払うのが物理学的封じ込めだ。ゾンビ映画と違うのはあちらは、噛まれたら感染する血液感染で、こちらは飛沫感染というところだ。

その実、黒死病やペストが流行った中世ヨーロッパでは、村人を村から出れないようにしてから火を放ったり、街から出ようとする人たちを殺したりすることで疫病の蔓延を防いだ。隔離と封じ込めしかないのだが、感染者が世界中、南極大陸まで津々浦々広がったウイルスは終息させることなどできない。ワクチンでもない限り。

そしてそのワクチンがわずか1年という開発スピードで世界の人たちに摂取されだしている。

・・・。

信じるも信じないもあなた次第。
・・・。

というのは冗談で、ちょっと国会議員とかまで、インフルエンザと比較して怖くないとか、秒調べるだけでわかるあほみたいなインフォデミックに踊らされてるので、ちょっと今年はちゃんと情報発信していこうかと思います。


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