ただいま深夜。6両編成回送中の新幹線が車庫にもどる最中に全車両脱線したと報道をしている。災害中なのでNHKがサイマル放送を公開し、ネットでみれるようになっているのだ。明日あかるくなったときの被害の広がりが心配だ。
倒壊した建物の下敷きになった人たちがいるそうで、死者が2名でたと報道があった。直下に近いので被害は局所に集約されているものの、余震は本震を超える規模や揺れになるものがあるので今後も注意が必要だ。断層による地震だとおもわれるので今後もしばらく地震がつづくことが予想される。気象庁によれば1週間程度は警戒の必要があるそうだ。
活断層をみてみよう。
活断層データベース 起震断層・活動セグメント検索[GoogleMaps版]
gbank.gsj.jp/activefault/cgi-bin/search.cgi?search_no=j024&version_no=1&search_mode=2
今回動いたのはこの活断層帯(布田川断層・日奈久断層)だとおもわれるが、すこし離れた地域、西側でも動いている様子なので、今後判明する未知の活断層もあるのかも。
USGSのデータを追う。
ここ30日ほどのM2.5以上の地震。結構活発になってます。
※おそらくこの6.2のデータはプロット位置が間違っているのではないかな。
4/1の紀伊半島沖の地震以来この数週間、ゆっくり地震(スロースリップ)に特徴的なシグナルがでていたので東南海に注目していたのだけれども、まさか中央構造線のどんつき熊本でこれほど大きい地震がおきるとは考えてもなかった。
スロースリップについて簡単に説明しておくと、「ゆれない地震」のことである。プレートや断層が壊れることでおきるのが「揺れる地震」だけれども、これは壊れないまま静かに沈み込む地震。低周波で観測され2002年に提唱され観測が始まった。揺れないので人間の体感ではわからない。このスロースリップがおきていない箇所にプレート同士の固着域(アスペリティ)があるんじゃないかと言われている。アスペリティ部分が剥がれずれたときに巨大地震が発生する。
通常の地震と同じく断層すべりですが,そのすべり速度や破壊速度が通常の地震と比べて小さいことから,スロー地震と総称されています。このようなスロー地震は,南海沈み込み帯の他にカスケード沈み込み帯やサンアンドレアス断層などでも観測されています。
広島大学がその微動ATMOS観測データを公開している。スロー地震観測された日の画像データを日付順にならべてみる。
ここ
4/1に紀伊半島沖で深さ10Km M6.0の地震が発生した
実はこのタイミングで、ATOMSを毎日見るようになり震源域が北のほうに移動したので、東海地震の発生を警戒していた。(警戒してもなにもできないんだけどね気になったんだよ)
下記に張っているのは紀伊半島付近の潮位情報だ。
潮の満ち干きや地殻潮汐は地震学者さんらには地震の発生とは「なんの関係もない」という結論になっているそうだ。が、311のデータなどで個人的にデータをデータベースにぶっこんでクロスしたりした範囲では大規模地震の発生についてはそんなこともねぇんじゃねぇかなと思ってんだけど、、、まあ証明するのは俺の役割ではないので、ま、素人のたわごと。ちゅうか粒度の設定をどうしたものかアイディアがないので相関とってないだけなんだけどね。そんなわけで、潮位と地震発生との関係は科学的根拠がないオカルトだけれどもあえて貼っておくね。
www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/
4/1は下弦の月でした。
たまたまですが潮位差があまり無い日です。
こっから、スロースリップの発生震源が紀伊半島から四国のほうに移ります。日付に注目してみてほしい。
四国の西部にうつって、おちついたのかなと思っていた・・・んですが。
・・・が!
わずか1ヶ所づつではるが、豊後水道を挟んでスロースリップが発生していますね。
正直注目するようなデータではないのだが、このデータ観測は広島大学がやっているので東海から四国までしかカバーしていないことを考えると、この数日の間、九州側でなにかがおこっていたのかがわからないのは悔しいところです。
ついでに、オカルトの潮位データを貼っておきますね。
こちらも「たまたま」だけれども4/14 干潮満潮の差がないタイミングでした。
4/14は上弦の月、満潮と干潮の差が少ない。きっとね相関係数だすには株価みたいに移動平均の粒度別でクロス日をとればいいとおもうんだよね。MACD的なやつで。うん。めんどくさいね。やりたい人がいたら言ってね、311のときにmysqlにぶっこんだ記憶があるからサルベージするよ。話しがそれた。もどすね。
で、このスロースリップの動きが中央構造線に沿ったものであるのを確認してほしい。
発生が予想される、東海地震、東南海地震、南海地震(もしくはそれらの連動)はこの中央構造線沿いに各部位が壊れることで発生すると予想されている地震なのね。
中央構造線というのは衛星写真で上からみても分かる程度にしっかりとみてとれる。浜松から熊本にかけての綺麗なラインがほら見えるでしょ。パレットナイフでひっかいたような筋が。実に地形って意味があるんだなと思うわけです。四国出身のひとにきいたらなんでも中央構造線って肉眼でも見えるらしいですぞ。まじでか。
そう、それで、さらにオカルトになっちゃうんだけどさ。
紀伊半島のスロースリップ観測地点を見ると伊勢神社とか熊野古道とかあたりなんだよね。四国はちょっとごめんなさい霊場と呼ばれるところが多すぎてわからないのだけど、どうだろう。低周波地震発生域と霊場といわれるところって一致したりしてないかな?
人間に低周波を当て続けると幻覚幻聴を見たり聞いたりするという報告があったと思うんだけど、もしかしたらこの地震による低周波が所以となって霊場になったのかななんてことを、スロースリップの震源プロットをみてて思いました。水見みたいな古式神事祭礼にならえば低周波の発生も古来の方法で観測できなくもないし。ま、オカルトだね。
そ、地震がいつおきるのかどれくらの規模でおきるのかとかは予見予測するなんてのは全部オカルトなんだけど、ひとつだけ言えることは災害への自律的な準備、地域の準備、公共の準備は災害から発生する被害を著しく減らせるってことなんだ。なにをするまでもなく知識や心がけだけでね。
東京直下地震が発生したら11000人が死に、110兆円の経済被害がおきることが被害想定されている。東南海・南海地震では18000人が死に57兆円の経済被害が想定されている。
天地杞憂になることはないのだけれども、適切な知識をみにつけて準備をすることは無駄にはならないとおもうので東京防災へのリンクを貼っておきますね。
www.bousai.metro.tokyo.jp/book/