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  • 沖縄・小笠原などのM9級地震のエネルギー

    沖縄・小笠原にM9級地震のエネルギー? 学会発表へ
    http://digital.asahi.com/articles/TKY201310040341.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201310040341

    小笠原と沖縄って、ま~た、ずいぶん相互関係がないところだなと思って記事を読んだ。GPS観測での予測ずれと実際の過去地震発生から予測するのだという。へー。

    ただ、これだとGPSで継続観測してるところしかわからないのが残念なところ。

     

    地震データベースを組んだ時に、地震発生のマグニチュードを比較可能なようにエネルギー規模に変換してGoogleMAPに落としこんだヒートマップをつくったことがある。

    地震と潮位を突合させるプログラムで潮位のほうは今年分を取得していないので動いてないけど、地震データのほうはまだクローラーがストックしてくれている。

    どれどれと思って、ひさびさに、みてみた。(http://nazono.com/)

    2013世界鳥瞰 2013日本近海

    この赤いラインがつながりそうでつながってないところがエネルギーのたまってるところ。たしかに記事中でふれられている地域で大きなエネルギーの開放はされてないようだ。イコール地震が起きる可能性がある。
    まぁ、記事で触れられているよりももっと警戒しなきゃならんところがあるようです・・・が。

     

    防災の日あたりにこのプログラムにも手をいれようとアース・コミュニケーション・アワードの東京ハッカソンに申し込んでたのだけど、姪っ子からもらった手足口病(たぶん)で寝込んでしまって放置したまま。プライベートでやると継続してやるのは難しいですね。

     

    あらためて、まじまじとヒートマップをみると、母島の当方に伸びてる線がきになる。ここからウェーク島のほうこうになんか繋がりそうなきがしなくもない。あと数億年したらだけど。インド洋の南にあたらしいプレート開裂ができているらしいのだけど、ここの緯度のラインはなんかジオメトリックとか地球の内部のマントル的ななにかに偏在があるのかもね。

    にしてもマリアナ海溝あたりはストレス高そう~。なんでこんなに端止めできるんだろう。観測できてないだけかな。

     

  • すこしだけ未来の2020年(全般)

    いまから7年後、東京でオリンピックが開催されるらしい。地味にどうなっているか想像がつきそうでつかないので考えてみることにした。
    先に今から7年前2006年がどうであったか軽くおさらいしてみよう。
    まだ東日本大震災がおきるまえ、さらにいうと2008年のリーマン・ショックよりも前の時代。なんと日経平均株価は年末には17000円を超えていて小泉純一郎が総理だ。世間はライブドア事件で揺れていた。

     

    iPhoneは2007年の1月発表なのでまだスマートフォンやタブレットの前夜だ。この7年でiPhoneだけで3500万代が出荷され、Twitterやfacebook、日本ではLINEのようなSNSがメディアとして力を持つようになった。逆に株価はアベノミクスでこの9ヶ月で5000円も回復したとはいえ本日現在14,404円なので2007年の水準にも戻ってはいない。

     

    先日あった報道では、リーマンの直前を18%上回る水準らしいが、リーマンのまえにベアスタンの問題があったことを考えるとこの見方は昼行灯すぎる。

    リーマン・ショックから5年 世界の株価2割上昇 中銀資産は2倍に
    http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC14006_U3A910C1NN1000/

     

    さて、7年後を考えてみよう。

    *自然災害

    阪神大震災では仮設住宅撤去まで10年かかったというので、まだ東日本大震災の爪あとはのこっていることとおもう。
    過去の地震からマグニチュード9クラスの地震のあとの発生数をみると500キロ圏内でマグニチュード7クラスはあと2~3回はおきるのではないか。

    首都直下も季節や時間帯さえよければ例え湾北が来たとしても、それほど被害がでずに済むだろうが、関東大震災のように火災などに発展してしまうと東京都のシナリオどおり数千人200兆円規模の経済損失が発生して、おそらく日本経済そのものが停止して沈むことになるだろう。

    東海・東南海・南海連動型地震。連動型としてはリスクとしては考えなければいけないかもしれないが、非連動で起きる可能性のほうが高いと思う。いずれは発生するものと思うが、連動しないことと、被害が少なくてすむことは願うよりないところである。稲むらの火よろしく、災害にたいする人々の教育や備えがすすめば知識は津波堤防にまさるものと思う。

     

    *原発災害

    廃炉は30年計画なので当然片付いてはいない。破綻させず事故処理ができるように東電から担当組織がようやく国有化されたところではないかと思う。残念なががら一世代程度ではあまり進むとは思えない。

    *エネルギー問題

    原油の買い付けの契約が10年スパンなので、シェールガスが普及するまえの高い価格で買い付けてしまったものが解消できているかもしれない。
    現在ラボラトリーレベルを脱したもので10年後になんとかなってそうな有望なものはあまりないようにおもう。オーランチオキトリウム(藻)やメタンハイドレートが運用にのるとしたら7年後からさらに10年後だろう。
    すでに枯れている技術として太陽光、風力、地熱、潮力の普及が考えられるが、万能薬にはなりえない。サーマルリサイクルやら揚水やら住宅用蓄電やらの地道な改善路線に投資するのが堅実なのではないかと思う。

     

    *地政的リスク

    戦争などの事故がおきるためには10年程度の発揚が必要であるが、日本はその準備をおこなっているようには見えないので日本からということは7年後にはないとおもう。中国や朝鮮半島の情勢によるものに巻き込まれる可能性は排除できないけれども、ぶっちゃけ海があるので助かるんじゃないかなと思う。つまり、あまり気にしてない。どこぞの国の崩壊とかあっても影響は限定的だとおもう。

    *高齢化

    とうとう65歳位上が4人に1人になってしまった。既存の延長線上の対処療法的な社会制度改革でなんとかなる範囲の比率ではないよね。どーすんだろう。

    *インフラ

    世間の関心もたかく、これから都市整備などの情報や計画がまとまってあがってくるとおもうのでどこかのタイミングでまとめます。

    *経済と雇用

    アメリカさんをはじめとする通貨流通量が増えすぎているのでここがどうなるかは注視が必要。通貨と経済、金融と労働、労働と価値創造、雇用と生活はいまの関係よりもっと離れたものになりそう。長くなりそうなので、こんどまた書く。

    *テクノロジー

    個人的にはここをメインに書きたい。現在基礎技術として影も形もないものは10年後には商品になっていない。7年だったらかなり想像できる。これも長くなりそうなのでまたこんど!

     

  • 新事業をはじめるひとのためのチェックリスト

    AIDMAの法則とかCase-10とかリーンスタートアップだのなんだのと流行ってはいるけれども、実際のビジネスの通奏低音はあんまかわんないとおもうので、ビジネスのスタートアップモデルについて、つらつらと。
    顧客となる最初数人をあつめてまず商売の流れを確認する。ここで最初の客さえあつまらないようなら過大な投資をするまえに考えなおしたほうがいいかも。わかんない単語があったらそもそもその事について知識が十分でない可能性があるので、周辺知識も含めて自分でしらべれ。

     

    [対顧客側 (売上・利益)]

    一連の手順を想定し、実行可能か一連の運用として確認する。

    1. 注意・注目喚起

    見込み客をどのようにあつめるかについての確認。最初はどこにお客がいるのかの確認をふくめて思いつく限りの直接勧誘。反応を観測できる範囲の人であることが望ましいが、想定している最終形に近い形で探すのもあり。

    2. 関心を持ってもらう

    売ろうとしているのものの簡潔な説明資料をつくる。ペラ一枚のセールスシートかポップで十分。サービスを説明し、どのような文言で誘えば関心、欲求を持ち行動してもらえるかなどをテストする。認知段階、感情段階、行動段階どこで失敗したのかを把握する

    3. 契約:商品、サービスに納得して買ってもらう

    提供するもの・ことが顧客と提供側の間に齟齬がないかの確認。契約をするまでにうけた質問のうち重要なものはセールスシートに反映していく。

    4. 支払い

    決済手法が特別な場合、入金や送金のテストは別途独立しておこなう。キャンセルがあった場合や支払いに事故があった場合の保証や想定は事前に。

    5. 提供

    提供はスムーズにおこなわれたか、品質は十分なものであったか、人員計画は適性かを確認。

    6. 評価、改善

    顧客の満足度や、一連の流れぶ無駄や改善の余地はないかの評価をおこない、各段階の運用を改善する。

     

     

    [対仕入(営業費用)]

    営業費用としては、業態により想定されるものは様々。プロダクト・ライフサイクルやサービスによるマネジメントについて考える。

     

    1. 原材料へのアクセスを価値付加費用

    サービスであれば人。教育費など。人件費。加工費。反復&継続して事業をおこなえる事業リソースは確保できるか。

    2. 費用の算出

    必要な費用を計算する。取引個別ごと、期間合計。

    3. 限界利益

    事業を反復すればどうなるかの想定作成。固定費、変動費。イニシャルコスト、ランニングコスト。

    4. 価格の決定方法

    マークアップ(マージン上乗せ)、 ターゲットリターン(投資収益率からの逆算)、知覚価値(ブランド)、バリュー(コストパフォーマンス)、レート(業界競合)、オークション

    5. 支払い、入金サイト

    仕入れから支払いまでの時間差。売上が発生してから入金までの時間差。支払いから入金までの想定時間。必要なら資金手当。

    6. 比較優位

    競争の優位は確保できるか。新規参入や競合による脅威に対抗する手段はあるか。

    7. 事業継続計画

    ビジネスが立ち行かなくなる事象について想定し、対策を練っておく。

    8. 善管注意義務

    そのビジネスは適法か?

    9. パフォーマンス管理

    クオリティやパフォーマンスは常にかわる。環境に合わせ見直しを。

     

    こんなところかな、思いついたところ書いてみた。儲かりそうだったら教えてね!