ブログ

  • 数字の渦巻きと素数

    なんでも、素数というのは「素数が極端に偏ることなく分布するという数学の大予想」があるそうだ。
    へーと思って、可視化してみようとプログラムをちょろっと書いてみた。
    こんな感じになった。

    素数の世界

    http://kuippa.com/primenumber/index.html

    ページにアクセスしてスライド・バーとかを動かすとあれこれ動くよ。 赤字が素数。chrome推奨。他のブラウザでは動作確認もしてません。

     

    なるほど、この赤い放射線上のラインに現れる分散頻度になることが予想されそうなので、極端にかたよることはなんかなさそうな気がする。ただの直感。証明をできるケイパビリティはわしにはない。

    表示領域の関係で最大値で10万ぐらいが限界かなと思うんだけど、javascriptでhtml5のcanvasつかってアホみたいな素数判定のロジックで描画しているだけなのだが、たかだかブラウザで10万ぐらいまでの素数までサクっと描画できちゃうのをみるとなんか時代ってすごいなと思う。ちなみにこのhtml一枚だけで動いているので好きものさんがいたら好きにもっていって弄ってください。

    なんでこんなもんをつくったか。

    NHKのデジタル・アーカイブで1991年ごろに放送された半導体のシリーズを見てたんだ。真空管やら歯車で動く電卓がの時代から100年も立ってないことを考えると恐ろしいな、と。6桁の電卓で100万とかがあったらしいんだぜ。1991年のテクノロジーで数十年前の解説をしているのを数十年後からみると三宅民夫アナが30歳ぐらいなんじゃないかという驚き以上に、驚くものがありました。
    いまの時代からみればケシ粒よりも小さな集積回路に収まるものがビル一棟分を占めていたとか。それにくらべると今のリッチな演算能力だとか。このペースでいけばあと数十年後に何が計算できるようになるんだろうなとか。

     

    そんなことを考えながら、横の画面でちょろちょろ簡単なプログラム。
    素数の配置を見てると綺麗だねぇ。なんかフィナボッチ数列が現れるという、ひまわりの種の並びみたいですね。
    最初実装したかったのは、12時と6時の方向に素数がくるように配置して、その間を素数以外の数字で埋めるようにうずをかいていけば、規定の範囲内に必ず出現するという仮定があるのならば綺麗な雲が両弦にでるんじゃないかなと思って書きはじめた。でも、javascriptを1時間ぐらい書いてたら、飽きてきたのと、なんか綺麗な絵になったので満足してこれで終わり。雲の代わりに線が出た。2と3と5と6と8と9の倍数あたりには素数が出ないのであたりまえっちゃあたりまえだけど、見慣れないので、新鮮。数学者からすればあたりまえなのかもしれないけどね。

     

    でもほら、双子の素数とかわかりやすくよく見える。ビジュアライズの能力が桁違いにあがっているので、こんな数十分のプログラムであれこれ可視化できるなら、もっといろいろみんなやれば、いろんな理解がすすむのになーと思いました。
    既にやられてるのかもしれないけど。

     

    ほか参考

    素数の間隔で新定理発見 極端な偏りなく分布、米英数学者
    http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014022601001180.html

     

    高校生がスーパーコンピュータを使って5×5魔方陣の全解を求めることに成功 | 筑波大学 計算科学研究センター
    http://www.ccs.tsukuba.ac.jp/pr/media/140228_press

     

    NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第1回 新・石器時代 ~驚異の半導体産業~
    https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011034627SA000/

     

    『フカシギの数え方』 おねえさんといっしょ! みんなで数えてみよう!

  • 絵本の版数にみる高度経済成長期

    昨年の9月ぐらいにやった町中のお店で絵本の読み聞かせとかをやろうというイベントで、図書館の絵本がシリーズでどちゃっと届いて、ふと、奥付を見たら版数が100を超えていてビビったので思わず全部メモった。

    そのメモがいまごろでてきたので、そのままブログにあげてメモを捨てる作業をすなるものである。特に感想もないが、すこしばかりの驚きを共有できればと思う。

    14ひきのシリーズ

    タイトル 初版発行年月 重版数 (重版年月)

    あさごはん 1983/7 103版(2009/11)

    もちつき 2007/11 1版

    ひっこし 1983/7 94版(2009/10)

    こもりうた 1994/7 15版(1998/11)

    さむいふゆ 1985/11 89版(2010/1)

    とんぼいけ 2002/6 1

    ぴくにっく 1986/11 72版(2008/5)

    あきまつり 1992/10 36版(2008/5)

    かぼちゃ 1997/4 29版(2009/9)

    せんたく 1990/5 43版(2009/6)

    おつきみ 1988/6 58版(2008/6)

     

    絵本は図書館が購入した時期の版数であり、かならずしも現在の版数ではないことに注意。しかしながら子どもたちが扱うので「よく読まれる」本は定期的に買い換えられており、それなりにサンプルとして意味がありそうだ。

    テーマや時節が限定された回はあまり版数がのびないようだ。
    団塊Jrが跋扈していたころ1990年をまたぐかまたがないかで、重版数に大きな差があるように見える。

     

    それにしても定価1200円もの絵本で100版とか、一回の重版で何部刷るのだろうか。1版2,000部で印税15%だとか、なんかゲスい計算をしてしまいそうになる。フルカラー絵本だと一回の版数すくないのかな?

     

    とくに落ちもなく終わります。

     

  • 家入一真氏をネット民の傀儡にするための政策

    公示された都知事選の面子をみて「うゎー」という感想を抱く。このなかから代表が出てくるとかマジでか。

    家入氏

    ネットを使って、“民主主義2.0”みたいなのを、ツイッターとかで意見を集めていけば、偉そうにここから3つの政策とか言っているよりもいいものができると思う。

    あまりにも主体性がない。だが、ならばいっそ都知事はオンライン上でなされた議論と投票に基づいて行動する傀儡にしてしまえばいいんじゃないかと思った。

     

    現代民主主義は投票により代表者をたてる間接民主主義だが、だがテクノロジーを使うことで直接民主主義がより高効率であれば問題もあるまい。代表者をたてておきながら代表者に主体性を認めない傀儡化だ。それもネットワークというとてつもなく無数の紐がついた・・・

     

    ちっくら、それを実現するためのルールを考えてみよう。

    1. 公務時は基本放送しアーカイブする
    2. 業務上秘密とすべきものがある場合は東京都版NSCをつくり管理する
    3. 議題を公表しオンライン投票を受け付ける
    4. 代表の主義主張よりオンライン投票結果を尊重する
    5. オフライン討議およびオンライン投票ができるサテライト会場を各自治体に設置の努力義務
    6. アイディア市場を開設し賛同者を署名者として陳情書として扱えるようにする
    7. 議論しやすいように議題ごとにカテゴライズする
    8. カテゴリごとに識者を議会もしくは参事の推薦をもって任命する
    9. 識者はその議題について評価、解説をする努力義務をおう
    10. おまえ識者じゃねぇだろ評決により過半数となったものは解任される
    11. 識者推薦を断ったものについてはその旨公開する
    12. オンライン評決にて2倍以上の差がない場合そのままを都議会に諮る
    13. 評決数には自治体の有権者数にて加重平均化した参考値を添える
    14. 有権者以外の投票数を参考値として添える(未成年、他県)
    15. 対外的な活動は必要とされるものを除き都議会や助役などの代行にておこなう
    16. 災害など生命財産に関わる緊急時は現場判断を尊重し事後報告とする
    17. 知事の健康管理を行い管理しているものより定期報告を公開する
    18. システムができるまで代替法をつかい目的に沿うよう善処する

     

    ざくーっと叩き台。
    陳情うけつけまくりの知事として、都議会とかに判断の仕事をさせまくる知事になればいいんじゃないかな。それぐらいやるんだったら、シリアルアントレプレナー(!)の家入氏が知事になる価値はあるんじゃないかと思う。もし知事になっても半年ぐらいで辞めたいいいそうだけど・・・。

     

     

     

    都知事選の候補者
    http://www.h26tochijisen.metro.tokyo.jp/candidates/
    テキストコピーもできないPDFで配布とか・・・こういうのがダメなんだよ。ぶつ、くさ。
    6行目まで入力して力尽きたので画像で貼っておく。
    都知事選

     

    いっそ池上彰さんとかが出てくればね。選挙番組やってる場合じゃないでしょ。全員男で高齢者。なんだろうねこのダイバーシティのなさは。

     

     
    猪瀬前知事がこんなにも早い任期途中で辞職しなければもっと候補者にバラエティがあったのだろう。前回の知事選が盤石のものであったため都知事選には出ないと判断した分別のある大人はとうの昔に他の責任にある役職にあるということなのかもしれない。然るに出馬できるのは隠居老人か、浪人中の職業政治家か、はたまた・・・。

     
    なにせ猪瀬氏クラスの地盤があっても5,000万円用意しなければカバンが軽いなと感じてしまう都知事選だ。出馬者リストがこうなってしまうのもしょうがないだろう。名前の連呼しかしない候補者とフォトショップで補正されまくったポスターを頼りに、投票してもねぇという感もある。しかし、若者代表といっても結局facebookのグループみたらポスター貼りのボランティアとかそんな感じになってた。

     
    都民どうするよ?多分そう遠くないうちに首都直下地震くるぜ?

     

    *参考

    ニコニコプレミアム会員じゃないと動画アーカイブはみれないので、ここに書き起こしがあります

    「居場所がある街、東京」を–起業家・家入一真( @hbkr )の都知事選出馬へ向けた記者会見を書き起した
    http://narumi.blog.jp/archives/2508426.html

    テキストにかきおこそうとして途中でめんどくさくなったリスト。続きはよろしく!
    番号 立候補者氏名 立候補者氏名(かな) 性別 年齢 党派 新現元 ウェブサイト等のアドレス
    1 ひめじけんじ ひめじけんじ 男 61歳 無所属 新 なし
    2 宇都宮けんじ うつのみやけんじ 男 67歳 無所属 新 http://utsunomiyakenji.com
    3 ドクター・中松 どくたー・なかまつ 男 85歳 無所属 新 http://dr.nakamats.com
    4 田母神としお たもがみとしお 男 65歳 無所属 新 http://www.toshio-tamogami.jp
    5 鈴木たつお すずきたつお 男 73歳 無所属 新 http://suzutatsu.main.jp
    6 中川智晴 なかがわともはる

     諦めるのはやっ・・・