AI時代の民主主義: 選挙カー騒音を乗り越えた未来の議会


選挙戦の騒ぎと民主主義のコスト

昨日でございますな、むさ苦しい選挙カーが走り回る選挙戦が終わりました。ここ商店街だと数分に一度選挙カーがやって参りまして、参ったものでございます。呼びかける商店街名を間違える現職議員もおりますが、もとより商店街名なぞ知りもしないのでございましょう。

選挙カーにおける名前の連呼は意味なさそうでございますが、効果はあるそうで。悪目立ちでも名前が売れれば勝てるもんでございますな。民主主義のコストとはいうものの、受け入れ難いでございます。

選挙と実際の仕事の能力の違い

選挙では、お喋りの上手い者が目立ちますながらも、実際に弁がたつものが仕事もできるかというと、それはどうかはわからんことでございます。仕事の能力は選挙とは別の仕組みで評価されるべきでございますな。
もし企業が社員の多数決で役員を決めたら、その企業は大丈夫でしょうか?
求められる能力によって選考方法を変えたほうがよかぁございませんか?

議員の数と議会の問題

地方議会議員の数なぞ減らせという意見もございます。
30人も集まってわちゃわちゃ口頭で議論なぞしても、決まるもんも決まらんでございましょう。

しかしながら、三鷹市では18万人の人口に対して28議席、6429人に1人の代表でございます。代表なくして課税なしなどと言いますが、わずか0.015%の代議制、間接民主主義でございます。
三鷹市の最多得票数は3,803票、当選最小得票数は1,563票、最小得票数は443票。当選最小得票数と落選最多得票がわずか52票差でございました。

議会制度をどう改革すべきか

口頭での議論はもう古いのではございませんか。
スライドもドキュメントもない会議でいったいどうしろというのでしょうか。議会制民主主義の限界が見えて参ります。

いったいぜんたい市議会議員や町議会議員が専業である必要がどこにあるのでしょうか?
ヨーロッパやアメリカでは基礎自治体議員は無報酬で実費だけの支給となっております。リモート参加や夜間開催により、議員定数を増やすことも検討すべきでございますな。

議会制度改革の提案

車が変われば道も変わるってんで、現代の技術にあわせて仕組みも替えてかなきゃならんところですが、議会制民主主義という既存のOSを走らせながら、基幹に影響のあるリプレイスアップデートは難しいことでございます。パッチを当てて何とか動いてる状態なものに手なぞ入れようもござませんでしょう。
走ってる馬車の車輪を取り替えるなんて曲芸にどんな意味がありましょうや?

だけれども、エンジンをオーバーホールしたいからと国という車を停めるわけにはいかんのです。
AI時代の民主主義をつくるには既存のシステムと並行稼働で走らせなきゃならんでしょう。並行稼働でうまく動いた車のうち一番よさそうなものに楚々と乗り換えればよい。

AI時代の民主主義の創造

全国に1,718市町村もある基礎自治体の統治機構なんて、どこがうまく回せたかを試行錯誤する絶好の機会なのに、そこですら新しい試みがないのは残念なことでございますな。

リモート参加を導入し、議会の夜間開催などにすれば、兼業議員なんてのも増やせれば、無報酬議員定数なんてのも増やせるかもしれませんし、執務能力別の選考方法や予備選考の充実などをおこなえば、もう少し社会ってものも現代にあわせてうまく回るのかもしれません。

数年ごとのジョブローテーションで専門技能を持たないまま企画をせにゃならん市役所職員も、実務をおっつけられている町会や自主防災組織、商店街もちったぁ幸せになれることでしょう。

謝辞

さて、この記事は実は書きたい要素を列挙したのち、ChatGPT4により作文をしてもらい校正をかけたものでございます。

フランクな口語体にして、文語体にして、江戸っ子にして、さらには三遊亭圓生がやる長屋のご隠居風に仕立てたのです。最終的にちょいとリライトしました。

おあとがよろしいようで。


OpenAIのAPIをC# Unityでやるためのスニペット


4月になったのでGithub copilotとchatGPTに課金してみた。chatGPTのAPIがあるというのでチラ見。リファレンスみてたら platform.openai.com/docs/libraries に Unityがあるので入れてみたりしたのだが、入力にInputを使っていたり嫌な予感。2年まえのだった。APIもリファレンスとずれてて通らない。なんとなく昔はmodelsとかcompletionsがなかったのかな?json組むところを追ってたんだけど250ぐらいファイルがあってしかもパッケージなので嫌になった。素体にしているjsonをちょいと書き換えるぐらいのもんだとおもったんだよ。というかちょいと動かしてみたかっただけなんだ。使う予定もない。ローカルにnode.jsとかpythonとかを動かせる環境をつくる気力と能力がない。いま動くのはunityとそれにつかってるC#ぐらい。

というわけで、curlコマンドで書かれてる内容をhttpClientで投げてけるやり方で動かしてみた。公式のライブラリから紹介されていたひとは UnityEngine.Networking; つかってたけど、使い方がよくわからないのでSystemのHttpにしてしまった。ベタがきで蹴ってるだけなのでよしなに書き換えて自分で実装してみてください。まあほんとにほんとのご参考までに。他のかたの15分ぐらいの労力節約のためにネットの海に放流しておく。技術ブログとかもってないんだ・・・。


using System;   // Uri
using System.Text;   // Ascii
using System.Net.Http;
using System.Net.Http.Headers;    //AuthenticationHeaderValue 
using UnityEngine;

public class UnitCurl : MonoBehaviour
{
    private static async void postOpenAIAPI()
    {
        using HttpClient client = new HttpClient();
        string uri = "https://api.openai.com/v1/chat/completions";
        var request = new HttpRequestMessage(HttpMethod.Post, uri);
client.DefaultRequestHeaders.Authorization = new AuthenticationHeaderValue("Bearer", "ひみつかぎ");
        client.DefaultRequestHeaders.Add("User-Agent", $"testKui/openai_api_fromunity");
        client.DefaultRequestHeaders.Add("OpenAI-Organization", $"あれば、そしきID");

        string json = "{" 
            + "\"model\": \"gpt-3.5-turbo\","
            // + "\"messages\": [{\"role\": \"user\", \"content\": \"Say this is a test!\"}],"
            + "\"messages\": [{\"role\": \"assistant\", \"content\": \"hello!\"}],"
            + "\"temperature\": 0.7"
            + "}";
        HttpContent content = new StringContent(json, Encoding.UTF8, "application/json");
        var httpsResponse = await client.PostAsync(uri, content);
        var responseContent = await httpsResponse.Content.ReadAsStringAsync();

        Console.WriteLine($"{responseContent}");
        Debug.Log(responseContent);
    }

    void Awake()
    {
        postOpenAIAPI();

    }
}

最近は、UnityとPlateauで簡単なタワーディフェンスゲームをつくろうとおもっている。chatGPTを使う予定はないのだけど、流行りに流された。流行りに流されると苦労するな?


丁字形利器はどうみても直角工具


文化庁のあまりおもしろくもないyoutubeをみていた。
その中で、富士山の山麓、伝法古墳群から希少な「丁字形利器(ていじがたりき)」が出たとあった。
用途は不明で、軍事の象徴か、あるいは祭祀用の儀礼用だと考古学者が考えているらしい。

・・・。
用途がわからないものを祭礼用とかでごまかすのはそういうところ考古学者のよくいなところやぞ?
でも、利器と名付けたからには工具との認識もあるのかな?

解説!「発掘された日本列島2020」vol.1 新発見考古速報【文化庁】

いろんな工具とかを見てきた俺にはこれは直角のための工具にしか見えない。
DIYぐらいしかやらない自分でも似たのいくつか持ってる。
一番似ているのは丸のこのガイド。まっすぐに板材なんかを切るために使う。

検索して実物をみてみる。

static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/d/9/f/4/d9f4948e998fe73966a0b63c3db83525_1.jpg

穴が開いている。どうみてもガイドだ。


もし自分が工具もなにもないところで直線や90度の直角を再現するならどうするだろうか?
数学的に直線を書くには、円を2つ書いて、重なるところの線分を結べば直線になる。
円を3つ書いて、交点などを調べれば正三角形や直角をつくれるし、この利器の場合は、ここでできた線分上の直線に同じように2つの円を書けば、直行する線分をつくることができる。

釘かなんかを打って、紐をつかえば円を描ける。
だが、このガイドをつかえば紐や釘をつかわずにいろんな種類の大きさの円や直角を書くことができる。
それが証拠に左側の突起部分は一番大きい円周上に乗るようにデザインされているように見える。
異なる半径を等倍分になるように何種類も描けるようになっているようにすら見える。
そのように作者によってデザインされている。

神社なんかでも、祭祀儀礼用とされる意味のわからないものがいくつかある。
しめ縄とか、鳥居とか。本来の意図は失伝しがちだ。というか幾何みたいなものを言語化している時点で情報量が落ちるので失伝する。
文字や動画などで記録することもできず、寿命が短く、人間の移動も困難な時代。
技術などは形骸化して、様式だけ残る。
だが、見取り見本さえあれば、後生の何人かはまたそこにたどり着くことだろう。

解決方法に苦労して、何かないかなと見回したときに、そこに天啓がごとく先人が残したヒントがあるようになってるわけだ。で、これはいいものだとありがたがったり、ちょっとブラッシュアップして更新されたりする。
これは日本だけでなく世界中の遺跡や宗教施設にはそんな仕掛が多い。

「腕の立つあいつがありがたがっている」で他の人もなんとなく大事にはする。
けど、また形骸化してなんてことを繰り返してきたわけだ。

鳥居のような自立型の構造物には在来工法の要素が詰まっている。
竪穴式とか掘っ建て小屋の基礎、梁をわたす貫とかの構造、屋根を支える垂木をうけるための母屋構造。
家とかになってしまえば見えない構造が必要最低限のたったの2柱で再現されている。

地震がおおい国で2本の自立構造物を建てられる技術があるならば、家を建てるなどということは容易なことだろう。
逆にいえば鳥居すら維持できない災害レベルの高いところで、それを超えられるだけの技術レベルがない地域には家を建ても崩れるほかない。

神社には3つ巴の図柄がある。
いろんな神社にいくと、その土地というか、じつに多種多様な模様となっていることがわかる。
だが、あれを幾何的に再現しようとするとそれなりに大変で円をいくつも描かないといけない。
3つ巴には直接描かれていない円までを見る場合、見えない円まで意識して巴を書いているのか、なんとなくこんな感じというので描かれているのかの違いは実に明確で見ていて飽きない。
形だけ真似たものかの違いは明確だ。

丁字形利器に戻る。

これをつくった人はまちがいなく基礎的な幾何を理解している。
もしかしたら、同じような木製道具があって、これはいいものだと金属化したのかもしれないぐらいには道具として洗練されている。パッと見てとれる以上の機能が詰まっていそうだ。
現代で寸法をSI単位系にそろえて売り出したら大工さんがうまくつかってくれそうなほどには。

きれいな直角を出すのは難しい。
JIS規格の1級の台付スコヤは現代でも二百万を超えるものあるほど。

大菱計器製作所 台付スコヤ(1級右勝手 販売価格(税別) ¥2,290,000

www.monotaro.com/p/5288/4037/?utm_id=g_pla&utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign=246-833-4061_6466659573_shopping&utm_content=77481174236&utm_term=_380687092265_x_pla-1070546376152&gclid=CjwKCAiAl9efBhAkEiwA4Toriv08niBGuKjwjR1RKfJISUj50PapLTCnilj3DkEYLaOcCv8jCRMrThoCkhcQAvD_BwE

原器もなかった時代に、原器に相当する直角を簡単につくれるこの利器は、まさに神器がごとき意味があったことだろうと思う。

参考

(4)伝法古墳群(静岡県富士市) 用途不明の希少品 古代軍事の象徴か
www.tokyo-np.co.jp/article/42665