投稿者: kuippa

  • メートル法について

    前回、前々回とお米と、アメリカ(米国)について書いたので、「米(メートル)」について書こうと思う。
    米つながり。
    ちなみにメートルの当て字の「米」ね。米 (m)、瓦 (g)、立 (L)。
    と、思って、メートルでニュースみてみたんだけど、メートルのニュースなんてないよな。

    4月から大学生になった子も多いとおもうけど、理系の大学に進学するとまず習うのがSI単位系なんではないだろうか?

    アメリカとかで使われているヤード・ポンド法とかもあるけど、国際的な規格はSI単位系。メートル法。
    NASAの火星探査機が落ちた理由が、ヤーポンとメートルを間違えたからみたいな話しもある。調べると原因はそれだけではないみたいだけど、まあ、実務ではヤーポンに向き合うと、トラブルもまま経験することになるので、完全には無視できないところ。国際通商では単位とても大事。

    テレビやモニターのサイズなんかもいまだにインチだし、ゴルフなんかでも何ヤードみたいな言い方はいまだにする。
    例えば、靴のサイズひとつとっても英国とアメリカで同じインチを採用しているはずなのにサイズが違う。

    日本の25センチはUSだと7インチになって、UKだと6.5インチになる。メンズとレディースでも違って、レディースの25センチはUS8インチで、UKだと6.5インチになる。つまるところ、なんのこっちゃわからねぇって話し。

    天下を我が物とするために、権力者が常々やってきたのは利便性ではなく、単位の統一と変更。

    日本でも明治維新政府が、幕府の影響を削ぐためにいろいろやった。
    前任者の全否定、キャンセルは世の常。
    明治改暦もそのひとつで、不定時法(日中、夜間の1/6を1刻とする。夏と冬で1刻の長さが違う)から現在の24時間制の定時法に。暦も農業に適した太陰暦から太陽暦への変更した。
    その中でも、尺貫法から計量法への変更も行われたのだが、これにはだいぶ苦労している様子がうかがえる。

    度量衡法、尺貫法と併用1891年(明治24年)
    から、
    尺貫法の使用を禁止1951年(昭和26年)
    メートル法完全実施は1959年(昭和34年)
    まではだいぶ間、60年もある。

    祖父の持ち物で、秤が新品の状態で出てきて、なんだろうと思ったのだが、尺貫法が禁じられる昭和34年直前に買ったのだろう。祖父らしい。

    https://twitter.com/intent/retweet?tweet_id=1443897196672217090

    これなどを見ると、この資料が何年のものかはわからないが、
    尺貫度量衡の製造禁止、昭和9年(1934年)
    メートル法以外の使用禁止、昭和14年(1939年)
    とあることから、少なくとも昭和初期にも完全切り替えをしようとして失敗していることがうかがえる。

    無理もない。
    明治24年の導入から少なくとも数十年は送らないとその単位を仕事でバリバリ使っていた旧世代が引退しない限り無理だ。

    特に、建築物などに使われる単位となると世代を超えて単位が残る。
    ホームセンターなどでは2×4木材が182cmとかあるいは364cmで売られているが、これは単に江戸間の1間が約182cmだからである。182cmが1単位になっているので、これを1単位にしていろいろ作ると、いろいろすっぽりハマるのである。

    1間とか、1坪、1畳とか、民家から畳がなくなっても、お部屋が何畳という感覚は、伝統建築物がその単位で残る限り残り続けるだろう。だって近代工業製品である電車のドアだって182cmみたいな高さで未だに設計されるからね。メートル法にあわせて2mのドアとかだったらなんかそわそわするとおもうよ。
    座って半畳、寝て一畳とか、半歩の距離とかみたいな、肉体に基づいたサイズ感は、家具の使い勝手や街全体にかかるものなので、北極から赤道までの長さを1000万で割った1メートルよりも、実感訴求力があるのはいたしかたないところ。

    江戸期の江戸は、人口密集と物流から栄養状態が悪く、身長が低く平均で156cm程度しかなかったと研究されている。

    ・江戸間では一畳が176cm×88cm
    ・京間は一畳が191cm×95.5cm

    で、江戸の一畳が小さいのも、こういった理由からだろう。
    時代が進めば、もしかしたら洋式便器の高さが1単位になるかもしれない。
    ちなみに国によって体格が異なるので、便器の高さは国によってだいぶ違うが、日本国内ではだいたい一緒。
    というのも、日本人の平均身長は、ほぼすべての都道府県で数センチも差がないから。

    茶碗一杯の量とか、ドリンクの標準サイズとか、そういう、淘汰されてもある程度残る単位っていうのは、生活に根ざしたものになるので、それが文化なのかなって思う。

    まあ、だが、華氏(°F)貴様だけは許さないけど。

    参考

    メートル法
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E6%B3%95

    メートル法になれましょう 昭和34年
    https://x.com/intent/retweet?tweet_id=1443587526640369666

    ちなみにこのメートル法の資料でもう1つ、見つけたことあるものがこちら(昭和初期)
    https://x.com/intent/retweet?tweet_id=1443897196672217090

    マーズ・クライメイト・オービター
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%BC

    「NASAの火星探査機がヤード・ポンド法が原因で失敗した」という話は正しいのか?
    https://note.com/celestial_worlds/n/nb77ea16bf253

    US/UKサイズの靴は何cm…?靴の『サイズ』を徹底解説!
    https://www.t-w-c.net/topics/detail/1225/

    尺貫法とは? 歴史や計算方法、住宅建築での使い方
    https://www.eyefulhome.jp/sodate/article/japanese-traditional-unit/

    京間(関西間)とは?畳の寸法・サイズや江戸間(関東間)との違いやについて解説!
    https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/other/kyouma/

    ワインボトルの世界基準が750mlの理由とは
    https://wsommelier.com/note/2024/12/06/post-844r/

    明治改暦
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E6%94%B9%E6%9A%A6

    江戸時代の男女の平均身長はどれくらいか。(2004年)
    https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/purpose/library/reference/alphabet/5148/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E7%94%B7%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%B9%B3%E5%9D%87%E8%BA%AB%E9%95%B7%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%8B%E3%80%82%EF%BC%882004

  • 相互関税と国家と国際企業群

    ぶっ壊れな昨今いかがお過ごしですか。春うららで桜がきれいですね。

    アメリカ・トランプ大統領が日本時間の5日午後1時すぎに、すべての国や地域を対象に一律で10%の関税を課す措置を発動し世界に激震が走っています。日本には、日本時間の9日午後1時すぎから24%の関税が課されます。日本は来週にも電話会談できたらいいなーぐらいのおおらかな対応をしていますが、お花見で忙しいのでしょうがないですね。

    アメリカの相互関税をどう考えたらいいのでしょうか。
    日本という国からみれば、自縄自縛をしているようにしか見えません。大丈夫かいなと思うんですが、日本の最大の取引相手である以上、その影響は甚大です。

    いったい何を考えているのでしょうか?
    ありもしない理屈を探るだけになるかもしれませんが、なんとかにも3分の理などともいいますので理屈を考えてみましょう。

    ・マッドマン戦略
    ・ドアインザフェイス
    ・国家のガラポン

    ここらへんかな?

    マッドマン戦略

    「非合理的で気まぐれだと思わせ、交渉の場につかせる」戦略です。ニクソン大統領、あるいは王政の時代でもやられていた伝統のある戦略です。

    織田信長みたいに、無視できないほどの権力や武威があると、周囲は相手のきまぐれに付き合わざるを得なくなるので、無理難題に絡めて交渉を優位にすすめることや、忠誠心を量ることにも使えます。かぐや姫もやっていましたね。
    跪かせて、股をくぐらせ、靴を舐めさるようなハラスメント行為をすることで、ボスとしてマウントが取れていること、序列の喧伝にも役立ちます。程度を間違えると、謀反をおこされて火をつけられるけど・・・。
    マッドマン戦略でwikipediaを見に行くとトランプとプーチンがあげられていますが、そうれはそう。

    この戦略を取るもの同士が顔を合わせると相性が悪いですね。例えば、今回の相互関税に中国は報復関税を直ちに選択しました。最大のライバルに「交渉の場につかせる」ことに失敗していますが、その他の国はトランプ詣でを始めるので、これで世界のチーム分けをしようとしているのかもしれません。

    お猿さんも群れのボス争いのためにディスプレイという示威行為をするので、その時代からの踏み絵要求ですね。群れわけの選別が裏目論見かもしれません。

    ドアインザフェイス

    「無理難題で交渉を優位にすすめる」
    最初に相手にふっかけることで、目標とする数字を超えるやり方です。
    途上国の値段交渉なんかでもよくつかわれます。
    50ぐらいの価格かなと思ったら、最初に100で要求しないと、50にならなかったりします。
    「100でどうだ」「いや25だな」「じゃあ50で手をうとう」みたいな、あれ。

    今回もなんの根拠もない(相手国との貿易赤字を2で割ったような数字)みたいな高めの数字をとりあえずあげつらうことで、相手が根拠に基づいた数字を出してくるのでそこから交渉、調整します。
    現在5ぐらいのものを10に上げる交渉をするときに、10を最初に出したら6~7が落とし所になる可能性が高いけれども、24とか無理めの数字をあげておけば、ワンチャン12ぐらい取れるかもしれない。みたいな交渉戦略です。
    でも、相場が未成熟であることとか相手をみてやらないと、スンって席を立たれて終わりです。

    国家のガラポン

    非常に浅慮であるとするならば・・・、旧態なラストベルトの復興のためには関税をあげて保護主義を強める必要がある。よそから物が入らないのであれば自国産業が息を吹き返すと考えた。まあ、全品目関税ではそれは達し得ないんだけど、そこは後から交渉していけばよいので、まずはふっかけた。

    んー。だとしても怖いけどね。
    そうじゃない遠謀深慮なパターンも考えよう。
    そもそも関税をあげることにどれだけの意味があるのか?
    現在4~5%程度の輸入関税を大幅にあげたところで、予見されるのは急激な物価上昇で、苦しむのは自国民。

    かつての固定為替、貿易戦争時代ならいざ知らず、現代は現地生産に切り替えがすんでおり、二国間のEPA/FTA(自由貿易協定)、TPP(環太平洋自由貿易協定)、EUCU(欧州連合関税同盟)みたいに国家間の関税をなくすのがトレンド。いまさら関税をあげてもね?と首をひねらざるを得ない。

    歴史をたどる。
    アメリカで相互関税の大規模な引き上げは南北戦争の要因となった1828年と世界恐慌中の1930年。
    つまり、アメリカは戦時モードに切り替えるべく物流に制限をかけた。

    実際、この数年で失われた人口や経済を見ても、数十年後に、この数年は第三次世界大戦中だったと定義されていても驚かないぐらいのダメージがある。

    南北戦争は南北で発生したが、海運が主の自由貿易経済下では、経済格差は沿岸部と内陸部で発生する。これはアメリカや中国でもそう。共和党と民主党の支持基盤図の変遷を見てもうかがえる。政党指示が裕福度を表すものではないが、まあ、多分代替変数ぐらいにはなるっしょ。

    House elections 2018

    House elections 2020

    House elections 2022

    House elections 2024
    https://en.wikipedia.org/wiki/2024_United_States_elections#/media/File:US_House_2024.svg

    湾岸部かそうでないかは、ロジスティクスの観点で拭い難い経済格差につながる。
    内陸部は鉱物資源や、農作物などの供給資源地にはなりうるが、先進国の労働法制、環境規制、流通コストを鑑み、他国からの輸入を比較優位で上回ることは難しい。

    国家は土地に縛られるが、人や企業はそうではない。
    さらに悪いことに、昨今付加価値を生んでいるのは、金融など、より無形のサービス企業郡だ。
    アップル税やアマゾン税、ネットフリックス税などと揶揄される通り、圧倒的な資本力を持つグローバル企業は、国家の課税にも似た徴税行為がおこなえるが、国家は逆にこれらの企業に適切な課税を行う方策がなくなってきている。

    従業員もどこにいてもよい、登記上の本社などケイマン諸島のようなタックスヘイブンにおけばいい。売上に課税しようにも、ポイントなど法定通貨を経由しないまま価値交換がなされる。これに課税することは困難だ。
    溜め込んだ資産に課税するにも、株の等価交換などで簡単に出ていくし、美術品でフリーポートだし、キャピタルはフライトするし、あげくは暗号通貨なんてものまででてきた。交渉相手は国家ではなくなってきた。

    だけれども、人は品質のよいものが多く、安く手に入る湾岸部に集まる。
    つまり、国家が国際企業群や高等遊民に対してマウントを取ろうと思ったら、物の動きに制限をかける関税をかけるという選択肢で自縄自縛が選択肢にあがったのではないかと、下衆の勘繰りをいたすのでございます。

    ま、何考えてるのか、わからんよ。

    参考

    狂人理論
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%82%E4%BA%BA%E7%90%86%E8%AB%96
    アメリカ合衆国第37代大統領リチャード・ニクソンの外交政策の要として広く知られる理論あるいは戦略である。ニクソンおよびニクソン政権は、東側諸国の指導者たちに大統領が非合理的で気まぐれだと思わせることに腐心した[1]。ターゲットとした国家に挑発行為をやめさせ交渉の場につかせるために、アメリカがとる行動が予測不可能であると思わせるのがこの理論の骨子であ

    https://x.com/Cathcath2424093/status/1908717331699925428
    ① 1828年「忌まわしき関税(Tariff of Abominations)」
    •大統領:ジョン・クインシー・アダムズ(John Quincy Adams)

    ② 1930年「スムート・ホーリー関税法(Smoot–Hawley Tariff Act)」
    •大統領:ハーバート・フーヴァー(Herbert Hoover)
    •世界恐慌の最中に成立。

    バフェット氏「トランプ政策評価」は噓 バークシャー声明
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN04E0R0U5A400C2000000/

    「相互関税」にサマーズ元米財務長官「私なら抗議の辞任」、ノーベル賞・クルーグマン氏「完全に狂っている」
    https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250404-OYT1T50206/

    トランプ政権 9日に相互関税を発動の方針 世界経済への影響は
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250406/k10014771431000.html

    欧州連合関税同盟
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E9%80%A3%E5%90%88%E9%96%A2%E7%A8%8E%E5%90%8C%E7%9B%9F

  • お米はどこに消えた。お米がない。

    当方はお米の専門家ではありません。「うるち米」がなにを指しているか漠然とか知らないレベルです。
    専門家に素人が口をはさむなどおこがましい、上から目線だと思われる方へはごめんなさい。
    素人意見で恐縮です。

    さて、うるち米ですが、せんべいやらの原材料でもよく見かけるあれ、我々がよく食べるお米で、「もち米」に相当するものが「うるち米」呼ばれるお米の種類だそうです。コシヒカリだとか、ササニシキは品種。

    「うるち」ってなんじゃらほいと思ったのでさらに調べると、サンスクリット語で「vrihi(ウリヒ)」という説があるそうです。日本で栽培されているジャポニカ米の稲ゲノムを考えると栽培原種は長江流域だから、サンスクリット語は違うんじゃないかなって素人ながら思うです。

    古語のウルシネ説というのもあるそうです。
    シネはイネ(稲)、ウルは潤うだそうですが、こちらの方がまだ納得感があります。アラシネ(荒稲)、オロシネ(愚稲)。とすると「もち米」の「も」ってなんだ??迷宮に入りそうなので、主題にもどりましょう。

    さて、スーパーにもうお米がありません。小売価格も1.5~2倍程度になっています。

    以前、スーパーでみかけたお米の棚のからっぽでした。数日後には埋まってましたが、昨今はずっとこんな感じです。当方は一応、飲食店の免許もあるので界隈の方の話しも聞くのですが、仕入れ値があがりすぎてみなさんヒーヒー言っておられます。茶碗一杯50円時代、そりゃ原価割れの心配も出てきます。

    相対取引価格の全国平均で昨年の159%になっています。
    小売事業者、飲食店事業者向けの価格で176%、156%なので残念ながら業者の仕入れ値があがっている以上、小売の価格は数ヶ月先まで下がることはないでしょう。

    昨年の収穫前には、新米が出回ればこの価格状況は改善されるだろうと見込まれていましたがそうはならず、そのまま値上がりが続いています。

    農水省の説明も「投機のせい」から「品薄を心配し在庫増」からと説明が変化していますが、「品薄を心配してみなさんが少しづつ在庫を買い増した結果」とするならば、販売実績が増えていなければなりませんが、その農水省が発表している米穀販売事業者における販売数量及び販売価格の動向(速報)」から販売数量をみてみると、小売事業者向けは90%を割っているし、事業者向けの販売も101%すら超える月もないことから、いくらなんでもその説は無理があるだろう思う次第です。

    転売目的で買われたお米は、冷暗所保存ができないので、暖かくなるころにはコクゾウムシが湧いて慌てて転売されるのではないかとの説がありました。どうでしょうね?個人的にはもう国内にお米の在庫そのものがなさそうだなって思います。

    農林水産省の「米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等」の速報値をグラフにしてみます。AIが簡単にグラフにしてくれるかとおもったのですが、表組みがAIにすら難読化されてて、しかたないので自分でエクセルをいじいじしました。古米のデータと並べてわかりやすいようにしましたが、色がそろってないのはごめんしてちょエクセルが悪いんじゃ。

    元の表データでも黒三角が連続していることからもわかる通り、在庫は平成30年から一番ない状態です。出荷段階でみても販売段階でみても、農家からの出荷数量でみても一貫して減ってるので、まあ、ないんだなって感じです。

    農水省の「米に関するマンスリーレポート」を見てもなさそうです。

    なんか初期の報道だと豊作だったけど、21万トンって流れてましたね。

    たしかに、収穫量は多そうです。
    収穫量で21万トン多かったのに、市中の在庫は少ないことになります。
    そこで投機で買いました業者が居たとか、みんなが少しづつ買い増したから出回らないんだ論がでてきたわけだとおもいますが、はたして本当に要素はそれだけでしょうか?

    他に仮説は考えられないでしょうか?

    円安だから外国から買われている

    お米が日本で値上がりしている頃、日本のお米が日本で買うより安く売られているというポストをTwitter上でよくみかけました。実際、輸出統計を見ると増えています。

    ヨーロッパの穀倉地帯で戦争が行われている関係で麦などの穀物価格は倍程度になっていて、かつ金利の関係で購買力平価でみても1.5倍ぐらいの相当な円安なので、日本のお米は海外からみるとかなりの割安感がありますね。大規模に買われていても不思議はありません。

    でも、2年前と比較しても精米で1万5千トンぐらいなので、行方不明分には届きません。
    本年度はさらに急増して4万トンぐらいになっている可能性はありますし、統計に現れない形で輸出をされているかもしれません。肥育用の穀物を麦などで揃えるより、お米の方が安そうですからね。非主食品として加工されてしまえばなかなか追えません。

    個人的にはこれが一番要素としては強そうだなと思っています。

    悪意をもった統計と印象操作

    豊作ということになっています。でも、作付け面積は年々減っています。
    豊作というのは本当でしょうか?

    この7年で1割もの作付け面積が減少しています。
    平成20年には860万トン、令和元年に700万トンあった主食用のお米は、令和5年には661万トンで、令和6年には679万トンです。
    今年のうなぎ稚魚は豊漁だというニュースがありましたが、前年よりわずかに増えただけをもってして豊漁だの、豊作だのという気が農水にはあるようです。ほぼ絶滅レベルにあるにもかかわらずです。
    とうとう実需が供給を割り込んだことで、価格上昇が発生した可能性があります。

    戦国時代の石高は1人の人間が一年間に必要なお米の数を表していると言われています。
    1石=10斗=100升=1,000合、1合=150gとすると、150㎏に相当します。0.15トン。
    昨年度の収穫高679万トンは4526万石に相当するので、いくら輸入で他のものが食えるようになったとは言っても日本の人口は12,450万人の半分にも届かず、輸入食料品の超高騰と重なって受給を割り込んだんじゃないかなと。

    お米の収穫量は江戸時代末期からさほど変わらないなんていうのを聞いたことがあります。増えた人口は輸入食材によって頼ってきました。そもそも21万トンというのは去年との比較であり、それでも去年足りなかったんだから、今年も足りないよねっていうそれだけのお話しの可能性。

    資材の高騰による品質悪化

    円安の影響もあり、あらゆる物資があがっています。肥料や石油化学製品などはエネルギーを必要とするので、その影響をもろにうけます。農薬などは石油化学製品の最たるものです。トラクターを動かすのにもエネルギーが必要です。

    二年前東北で田んぼを見た際、ずいぶん病気にやられているなと思いました。放棄されている田んぼなのかと思ったほどですが、あちこちがそんな感じでした。でも作況指数では100となっていますね。
    実際の品質は統計上の値よりももっと悪化しているのではないでしょうか?
    作付け面積が減り、収穫量を増やそうと密集化させると病虫害の被害も受けやすいです。
    収穫量が同じでも同じ品質であるとは限りません。

    陰謀論

    極東でも戦争が近い!
    日本は食料安全保障が弱く、戦争が始まればまっさきに餓死するのは日本だと言われている。
    だから、外国から調略をうけていて食料が戦争を見据えて密かに密輸出されているのだ。

    第二次世界大戦終盤の日本のお米清算量は約587万トンで戦前の7割り程度(by AI による概要)なので、日本からお米、100万トンかすめとって、海峡封鎖すれば日本から継戦能力が奪える!
    終戦直後の日本の人口は約7,200万人なので、その半分の50万トンを奪うぐらいで十二分。
    貨幣も弱いから予算もたいしてかからない。
    もしバレたところでなんの問題もないからおおっぴらに買い付けろ~
    政治不信とか社会不安おこせたらなおのことヨシ!!

    って、敵性勢力が農家を回った可能性。
    投機じゃなく調略。
    信長の野望とかCIVIでみんながよくやる手口。
    三年の蓄えなきは国にあらずは、天明の大飢饉で言われた言葉だっけ?

    おわりに

    あるいは、その複合要素みたいな感じで、お米はもうないんじゃないかと思います。そもそも弾性があまりなかったところに輸入材の高騰がおいうちを掛けたので顕在化した感じ。

    昨年度は年数回ぐらいしか、更新しなかったので今年度はブログを週に何度かは更新するぐらいの気概でがんばりたいとおもいます。なんかこれ書いてってテーマがあったら言ってちょ。


    お米について、調べてみた結果、わかりませんでした。
    素人意見、いかがでしたか? 〆

    参考

    コメの混乱、農水省「投機のせい」→「品薄を心配し在庫増」説明転換:朝日新聞
    https://www.asahi.com/articles/AST3043LDT30ULFA01VM.html

    備蓄米、政府に納入せず転売か 供給元の事業者に違約金、農水省
    https://news.yahoo.co.jp/articles/d20d19c900071f97ae8f47e5b7bded09b65c1bca

    令和6年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和7年2月末現在)
    https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250331_1.html

    民間在庫の推移(速報)
    https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html

    うるち米とはどんなお米?もち米との違いや語源とは
    https://www.okomeya.net/okomeya_note/%E3%81%86%E3%82%8B%E3%81%A1%E7%B1%B3%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%8A%E7%B1%B3%EF%BC%9F%E3%82%82%E3%81%A1%E7%B1%B3%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E3%82%84%E8%AA%9E%E6%BA%90/

    平安時代の文献にある呼称「ウルシネ」が転訛
    https://x.com/RiceriderZennoh/status/1500576957217583111

    粳稲(読み)ウルシネ
    https://kotobank.jp/word/%E7%B2%B3%E7%A8%B2-442194

    米に関するマンスリーレポート(令和7年3月)
    https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/attach/pdf/mr-919.pdf

    “消えたコメ21万トン”はどこに? 価格高騰の課題と対策は?
    https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/myk20250207.html

    令和6年産水陸稲の収穫量
    https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/suiriku/r6/syukaku/index.html