カテゴリー: 音楽

  • music hackday tokyo 2015 完走 #musichackday #mhdt2015

    「おい、どうした疲れてんな、まっすぐ歩けてねぇぞww」って、地元の商店街に帰ってきたら近所の店長に声をかけられたんだけど、それもいたしかたのない話し。24時間テレビの裏で24時間プログラミングするという体力勝負のイベント帰りなのだったのだぜよ。

    http://www.musichackday-tokyo.org/

    徹夜明けのテンションで、「100人も集まって2日間もコーディングしてたら200人月だな!」とか言っちゃったんだけど、200人日の間違いでした。謹んで訂正するのでゆるしてください。

    さて、私の参加した即席チーム「歌うドラムbyヒゲメガネ」ですが、残念ながら賞を受賞するには適いませんでした。
    「機能はつくれたけど、バリューは作れなかった。」私談。
    エンジニアだけのチーム構成になっちゃったので、テクノロジー偏重になってしまったのは、楽しかったけど、至らなさを感じ反省した点でもあります。技術的にはケッコウな未来に挑んだと思うんだけど…。

    歌うドラム by ヒゲメガネ
    http://hacklog.jp/works/3378
    「歌うドラム」はあなたの動作や音に合わせてミクさんが歌ってくれる楽器です。例えば「歌うコンガ」「歌う顔」「歌う手」などさまざまな応用ができます。

    担当したのは、オーディオの波形をタイミングに変換してサーバー側に送信する(html5)ところと、受け取った音データをクライアント側でバッファ再生して同音再生するところ。
    どちらも昔つくった奴の流用なんだけど・・・。

    センシングIFとして、JINS MEMEやOMRONにも挑んだんだけど、会場に数百人居てBluetooth何台あるんだってぐらい認識するのと、数時間かけてSDK系で他のチームも苦戦しているのをみて諦めてしまいました。というか隣のチームに他のハッカソンでomronに挑んでSDKあれこれしてたら終わってしまったっていう苦い思い出話しをしてくれた某たぷくんがしてくれて、githubに遺産をあげてくれてたのだけど、何もできあがらない可能性も怖くて勇気が出ませんでした。

    他のチームのハックはこちら。

    <作品名 URL>
    1 OPERALOID by SANMA http://hacklog.jp/works/3414
    2 ランダムプレーヤー with Beacon by Loop-Sessions http://hacklog.jp/works/3413
    3 ROUTE MUSIC by -D http://hacklog.jp/works/3412
    4 Music of Game! http://hacklog.jp/works/3409
    5 Dj Faces by Dj Takaaki http://hacklog.jp/works/3405
    6 にゅうみっくby みゃっくばんど http://hacklog.jp/works/3399
    7 Black pepper by Black Red Hot Chili peppers http://hacklog.jp/works/3397
    8 Squeeze Music by GoGyo http://hacklog.jp/works/3396
    9 おんぱしゃ♪ by 音波社 http://hacklog.jp/works/3391
    10 Crysta -クリスタ- http://hacklog.jp/works/3385
    11 DJ MEGANE by LiveMatch from NEXT http://hacklog.jp/works/3384
    12 眠たい僕の代わりに子供に読み聴かせしてくれる by七辻屋 http://hacklog.jp/works/3383
    13 ORFes by オルフィスト http://hacklog.jp/works/3382
    14 SoundLine by NoMusicNoLifeLog http://hacklog.jp/works/3380
    15 CliMix [クライミックス] http://hacklog.jp/works/3379
    16 歌うドラム by ヒゲメガネ http://hacklog.jp/works/3378
    17 エドガーのええ動画 http://hacklog.jp/works/3376
    18 農クワット by mant http://hacklog.jp/works/3375
    19 Call & Response http://hacklog.jp/works/3374
    20 MINOKONASHI byプライズ欲しい http://hacklog.jp/works/3373
    21 あなたのお供にPepperエアギター by Pepper Guys(仮) http://hacklog.jp/works/3370
    22 Tacitenn – Simplest Multi-angle View Creating For Best Performance http://hacklog.jp/works/3369
    23 ATEFURI http://hacklog.jp/works/3368
    24 OXO – オグゾー by Mash and Room http://hacklog.jp/works/3367
    25 MANDALA by WILD LIFE http://hacklog.jp/works/3366
    26 ODORE by BON BORN http://hacklog.jp/works/3365
    27 nemimi by Kirinsan.org http://hacklog.jp/works/3363

    個人的ピックアップ

    3 ROUTE MUSIC by -D http://hacklog.jp/works/3412
    オルフェっていう光る靴ディバイスで進んだ方向の国の曲を再生していくという、靴だけじゃなくてアイディアも光ってました。

    5 Dj Faces by Dj Takaaki http://hacklog.jp/works/3405
    omronに挑んでハックしたので尊敬。
    顔認識センサで顔の向きや遠近で掛かっている音楽にフィルター系のエフェクトをかけて行きます。
    複数人再生で同時再生ができます。プレゼンがすごく面白かったです。

    8 Squeeze Music by GoGyo http://hacklog.jp/works/3396
    トラブルが重なって発表が一番最後になったチームだけど、優勝をかっさらいました。
    ムードなどを解析するAPIで曲の感情分析をおこない、それを元にカクテルをつくる装置です。
    Maker Faire に並んでたら、受けるだろうなとおもってたんだけど、見てわかるに勝るプレゼンス力はないですね。

    13 ORFes by オルフィスト http://hacklog.jp/works/3382
    大勢のチームでデザイナーやダンサーやらで構成されていて、見た目にインパクトがあるガジェットを選択していたので、受けそうだなと思ってたのだけど、デモを中心にプレゼンしたらよかったのにと思った次第でした。

    15 CliMix [クライミックス] http://hacklog.jp/works/3379
    ページのめくる速度とスクロールの速度から、クライマックスに音楽のハイライトがくるようにするというアイディでした。漫画のクライマックスを高精度で判定できてたらすごいことだなと思いました。漫画のコマの大きさや、書き文字の大きさなどで判断するそうな。
    漫画と音楽というコンテンツの親和性からお金の匂いを感じられたようですよ。

    16 歌うドラム by ヒゲメガネ http://hacklog.jp/works/3378
    司会「肩も凝ってきたので背伸びしましょうか」
    からの、「はんずあっぷ!くらっぷゆあはんず~!」と、ドラムドンドンって初めてしまったのだけど、あそこでドラムで魅了できるほどの腕前があればなんとかなったかな……。

    17 エドガーのええ動画 http://hacklog.jp/works/3376
    会場の今日一番の大爆笑をかっさらって行きました。
    カラオケとかで、ムービーと曲があってないよっていう問題を解決するために、
    歌詞をのkeywordを使って、google apiで関係がある画像を取得・・・。
    世界の終わりのドラゴンナイトからエロゲーやらなにやらの様々なネタ動画を織り交ぜた素敵なMPVができあがって、みんだニコニコした世界になりました。前座を温めたかいがあったぜ。

    18 農クワット by mant http://hacklog.jp/works/3375
    音楽の未来が行き過ぎて2085年にまで行ってしまった彼ら。
    音楽とは耕すことだという謎理論に辿り着き、中間発表で「今はクワを買いにいっているところです」という展開がさらに謎を呼び、発表の寸劇は個人的には大満足でした。テレビの取材だったらこのシーンを採用します。

    19 Call & Response http://hacklog.jp/works/3374
    私評価では一番スキルと完成度が高いハックだったのじゃないかと感じました。

    1.楽曲の音源を取得
    2.docomo 音声入力APIを利用し、音源の歌詞を言語データに変換
    3.言語データをdocomo 対談型APIに与え、歌詞に対しての返答を取得
    4.返答のデータをVOCALODUCERに与え、自動で返答を歌詞にした楽曲(mp3)を生成
    5.生成された楽曲を再生

    さらっと機能が書いてありますが、同じような機能実装をやったからわかりますが、ハッカソンでこの完成度まではなかなかたどり着くものではありません。

    21 あなたのお供にPepperエアギター by Pepper Guys(仮) http://hacklog.jp/works/3370
    一番激しく、pepperをチューニングしていました。壊れるーー

    22 Tacitenn – Simplest Multi-angle View Creating For Best Performance http://hacklog.jp/works/3369
    前日のブログでも書きましたが個人的にはもうひとつ挑みたかったジャンルの多視点映像です。
    なにげに撮影をお手伝いしました。

    ピックアップしなかったのも多くありますが、どれも面白かったり興味深かったです。

    togetterにもまとまってます。
    http://togetter.com/li/864762

    反省点

    遅刻しました。ごめんなさい。
    伝えるアビリティ大切。
    会場の入退室厳しかったです。
    椅子が硬いところでの徹夜は死にそう。
    メタ情報系のAPIが多くて前回みたいなEcho NestやsoundcloudのようなAPIがなかったのが残念です。
    チーム参加が半数以上居た感じですが、前回のmusichackdayに一緒に参加した人たちの当落率は2/5で、エンジニアだけしか受からなかったので残念です。
    そのわりに個人参加のデザイナーやプランナーの参加が5~6人と超少なくてチームビルドに苦労しました。しかもオルフェとかそういう派手なガジェットに数人固まってしまって、結局獲得できなかった…。

  • music hack day tokyoにいくよ

    昨日の続き。
    5~6年前につくった奴で、マルチもにっとというものがある。
    遠隔操作型の多脚戦車だのにエアガンとカメラを積んで、ロボでサバゲというのをやってる人の要望でYoutubeやustreamのモニターを1画面で読み込めるようにした何かだ。自分の技術系のブログのほうのドメインをうっかりロストしたあげく、業者に拾われてしまったのでこっちに最低限サルベージしておく。

    http://kuippa.com/sandbox/multimonit/

    画面のちょっとあれなアイコンをクリックすると全部同時に再生が始まる。止めるには左上のメニューから。
    下部の動画をクリックするとメインモニタを切り替えることができる。

    何年も前のyoutubeAPIやらustreamやらをつかっているので、動くもんかわからなかったけど動くもんだね。
    すごいんだぜ、prototype.jsがでてきたんだぜ。jquery前のテクノロジーだ。
    ActionScriptのFlex2か3あたりを使用しているのだけど、同じことをhtml5でやろうとしても、API側がプレイヤーをiflameで読み込ませるだけなので残念ながら同じことを再現するのはまだまだタフなことだとおもう。youtubeやustreamがhtml5のvideoタグ’video/mp4’あたりで対応してくれる未来があるならそのほうがいいと思うのだけど、まだちょっとむずかしい。あと何年かすればそうなるとは思うけど……

    さて、話しが少しそれた。なんでこれを紹介したかというと、今年になってYoutube自身がその実験サイトでChooseYourViewというプレイヤーの実証をはじめたからだ。

    https://www.youtube.com/user/MadilynBailey/ChooseYourView

    まあ、コンセプトは一緒。
    最近はフェスだの、ライブだのだと海外だと撮影自由なのでみんながステージに向かってカメラを構えている。
    何か事件や事故があるとみんなが持っているスマートフォンで撮影をおこなう。
    多視点映像が溜まってきた。
    多視点視聴のソフトが必要になってきているんじゃないかと思ってね。

    前述のは前時代的であるので、もっと現代風であるべきかとは思うんだけど。
    それがオキュラスに流すとか、そういうものかもしれないけど。
    まあChooseYourViewも結構だけど、もっと未来テクノロジーの鱗片を味わいたかった。
    SxSWのperfumeのスムースモーフィング(PerfumeのSXSWライブでうにーっとなる謎の技術分析
    )、あれと同じことが多視点映像がたまるとできるんじゃないかなと思っている。

    プレイヤーの未来

    楽器の習熟は幼少期からの絶え間ない反復練習。でもソフトウエア音源や自動演奏は一流プレイヤーでさえ再現できないような演奏もできるようになった。
    かつてはペッラペラのMIDI音源だったものは、多くの人間が生音と区別ができないレベルにまで音情豊かになってきている。

    正確さを競うという点で、人間はもはや敵う余地はなくなった。
    しかし、上原ひろみのようなグルーヴが機械に出せるかはまだ別である。
    サンプリング音源をいかに集めるかとか、カオスパッド的なものでゆらぎをあえて作るというような工夫はあるが、音楽のプレイヤーの重要度は下がり、パフォーマーの価値があがる一方である。残念ではあるが。

    誰にでもできるようにするのが技術の目指す方向である以上、ぶつかりあうのはいたしかたのないこと。
    科学技術の発展度合いを考えると、ピアノの発明と同程度のインパクトを持つ楽器の登場があってもよいと思うが、いまのところ決め手はない。

    次の主軸はDJツールのようなものだろうか?
    いずれにしろ非予見性、偶発性を残してくれる電子楽器のいずれかだろう。
    ダンスをすることで音が奏でられるとか、もしかしたら、音を出させる指示というインターフェイスの部分での変化が一番直近の変化なのかもしれない。

    クリエイターにまっているもの

    ワトソンが作曲してくれる未来は既に来ている気がして、シンガー・ソングライターの作曲は数年前で既にあれだったし、Music Xrayのようなヒット曲を予測してくれる人工知能(実際登録するとスパムばかりきて参ってしまうサービス)なんてものも登場してきている。
    正直クリエイターサイドの未来はよくわからない。あまり変わらないとも、まったく変わってしまうともなんとも予測がつかない。
    作曲の段階で聴かせるためだけの創作じゃだめなのかもしれないね。
    オペラとかそういう、どういうふうに聴かせるかというシチュエーションまで含めて創作なのかも。ゲーム・ミュージック的な。

    で、なにつくるの?

    なにしよう?
    抽選が激しかったらしく、前回一緒のチームを組んだメンバーは半数以上が落選してしまった。
    これからAPI眺めます。

    上の、マルチモニットと同じ年代につくったNetvocaloidのswfは動かなくなってた(´・ω・`)…。
    というかflexのコンパイル環境とかないし。せっかくasでvxmlの変換クラスつくったのにな。
    アイディアソンでYamahaさんが6人ぐらい上京してきてて、netduettoやらnetvovaloidつくってた時代と同じぐらい気合はいってるらしいので期待大。

  • 音楽の未来をHackしたい

    8/21-23にかけてMusic Hack Day Tokyoが開催されるそうな。
    二回目の参加を予定しているのだが、でも音楽の未来ってなんじゃいな?

    音楽のハックしどころ

    音楽の構成要素はシンプル。音の高低、長さ、強さからなる。
    しかし、受け手が人間であるので、それだけで完結はしない。
    音色だの歌詞だの、はたまたダンスだのの付加要素が音楽をインターフェイスだけのものにしない。
    誰が歌っているだとか、誰とどんな時に聞いた思い出だの、どんなときに作られた曲だのの背景情報、文脈が音楽に絡まってきて複雑怪奇なものにする。

    音楽という現象を観察しようとするならば、三方向から観察できるのではないか。

    1. オーディエンスサイド
    2. プレイヤーサイド
    3. クリエイターサイド

    それぞれ分解して未来を考えてみよう。

    オーディエンスの未来

    CDという円盤は確実に絶滅危惧種になったのだが、いまだにアルバムカットが前提となったままであるなど流通のミスマッチがオーディエンスを不幸にしているそうな。プロモートされたアーティストや曲ばかりに晒され、偶発性が奪われたままだ。既知のアーティストや曲など検索できるものしか検索できない現状がある。プッシュされて送られてきたものに聞き手側が文脈を持てというのは酷な話だ。

    フェスやライブ

    人々はフェスやライブに回帰するようになったのは非予見性、偶発性を求めるようになったからなのではないか。
    アイディアソンでも話あったことなのだが、ジャケ買いのように偶然の出会い。検索させない音楽への出会いの方法を提供するようなサービスは必要となるかもしれない。

    より体感的に、フィジカルに

    立川の爆音上映でマッドマックスを見てきた。ウオーボーイズが「よく死んだ!」と褒められるたびに映画館が空振する。爆音すぎて音が耳ではなく肌で聞けるのだ。音楽というより、あんなんはもはや肉体言語だ。

    常識破りの成功 映画館に革命を 立川シネマシティ「極上爆音上映」の野心
    http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/355/355161/

    下記はマキシマムザホルモンのMETROCK 2015 のyoutubeにあがってたものであるが、
    3分40秒のあたりをみてほしい。

    会場が一体になってヘッドバンギングしてステージが揺れたり、ウオールオブデスなどのモッシュピットが発生したりしている。観客がこういうフィジカルに音楽を楽しむという傾向は強まってきているように感じる。

    はたまたブルーノートのように食事やお酒を楽しみながら、はたまたVJ+DJで踊りながらなど、様式は多様なれど、音が音楽から分離したもので楽しむのではなくより原始音楽に近い形で顕現してきているのは、きっとイモータンジョーも保証してくれることだろう。

    音楽というカテゴリに含めてよいかはわからないが、

    この動画は亡くなられた高校の先生をハカというニュージーランドの民族舞踊で迎えるという非常に伝わるものがある動画なのだが、こういうものが音楽の原点にあるのだとして、音楽はそこに回帰していっている最中なのではないか?

    テクノロジーによって音楽は聴くだけに留まらず、フィジカル方向に拡張される未来だ。
    レコードプレイヤーから流れた音波の再現だけの技術水準から、ヘッドマウントディスプレイに低周波マッサージ器で筋肉をビリビリさせる未来がもしかしたら1mmぐらいはあるかもしれない。

    長くなったので続きはまた明日!