カテゴリー: バイオテクノロジー

  • コロナウイルスについて

    商店街でコロナウイルスがらみで回覧板をつくるついでで、ちょっと修正してこっちにもあげておきます。 ちなみに添付した紙(PDF)については、参考に一覧でのせておきます。
    ご年配者を不安がらせちゃだめかなっとおもって載せなかったこととかはその下にかいたよ。

    新型コロナウイルスについて

    中小事業者への経済支援策などが出始めております。市役所などから情報がきておりますので回覧いたします。申請代理業者の営業も多いですがまずは商工会や市に確認してください。

    新型コロナウイルスについては、判明している情報や情勢が刻々と変化しており、何々が効くなどといった明らかなデマも出回っております。厚生労働省や東京都特設のホームページをご確認ください。いくつかご参考に手洗いパンフレットなど印刷し添付いたします。対策の助けとしてください。原本は厚労省ホームページからダウンロードできます。

    ヒトがヒトに伝染す病気です
    換気の悪い密閉空間、人が密集、近距離での会話が行われるという3つの条件を重ねないようにしましょう。

    ・「ウイルス」と「ばい菌」は別ものです、ウイルスは感染者の細胞でのみ増えます
    ・咳、くしゃみ、会話などで感染者からウイルスが放出されます
    ・菌には殺菌除菌ですが、ウイルスはうがい手洗いで流すか消毒(不活化)します
    ・スギ花粉をバレーボールサイズとするとマスクはネット、ウイルスはお米粒1つの大きさ
    (スギ花粉30μm、菌は数μm、コロナウイルス0.08μm)
    ・新型コロナウイルスも空気中で3時間、プラスティック、ステンレス表面で3日、ダンボール上で1日程度感染力をもちます。浮いて漂ってるうちに換気しましょう。
    ・風邪流行期の35%の原因は従来型コロナウイルスによるものです。うつらないように、うつさないようにする対策は同じです。新型はたちが悪く、まだだれも免疫をもっていないので感染連鎖に気をつける必要があります。
    ・感染から症状がでるまで潜伏期間が1~14日(最頻5~6日)で、感染しても8割は軽症のため気が付かず感染をひろげてしまうことがあります。冷静なご対応を。

    ネットリテラシーあるヒトむけぐだぐだ追記

    こっちには不確かな情報も書くよ。

    マスクして、花粉の一個も防げないならウイルスをマスクで防備しようなんてお笑い草だよね。バレーボールネットでライスシャワーを防ぐようなもの。感染者がツバを飛ばさないことにこそ威力を発揮するのだからマスクは花粉症の人に融通してあげて。

    感染症における人間は、スギ花粉症でいうところの杉の木。
    スギ花粉症の人が杉がいっぱい生えた密室に閉じこもって、木を揺らしてる様を思い浮かべねぇ。いかに、3密を避けるべきか、換気が重要かがわかるっしょ?

    ウイルスのRNAなら紫外線でも容易に壊れるので、お外に出しちゃえば感染のリスクなんてほとんどなくなる。 春だし陽気もよくなってきたし、換気しなー。花粉症にはつらいかもしれないけど。

    ヒトヒト感染であるていど市中感染までいってしまえば、生物学的には封じ込めはまず無理。
    ワクチン開発には短くても数年、下手したら数十年かかる。薬は効くなにかは出るかもしれないが、そもそも一本鎖RNAはとても変異がしやすい。あまり薬をつかうとすぐに薬剤耐性ついたのがでてくる。ウイルスの増殖や変異、進化は人間の細胞の比ではない。
    インフルエンザワクチンを打っても別の型が出たり、毎年打たなきゃいけなかったりすることや、いまだに風邪を根絶できてないことからもわかるとおり、こういうのでパンデミックしちゃったウイルスは根絶は不可能に近い。国境封鎖して、物理学的にも生物学的にも封じ込めれば根絶できるかもしれないけれども、それでも数年はみる必要がある。しかし今回は軽症者や無自覚症状が8割にあたる。正直無理だろう。

    ウイルスは宿主を殺してしまうような強毒性のものは共生に失敗している状態なので、長い目で見ると淘汰され、ウイルスとしては弱毒化するほうこうに進化する。人間にも免疫があるから普通は心配しなくていい。今回のようなぽっと出の新人が加減がわからずやらかしてしまわない限りは。

    ステンレス上表面でも3日感染力を持つと書いた。だが、ウイルスなんだから保存状態がよければ数千年ぶりにミイラからとか5万年ぶりに永久凍土からでてくるなんてこともあるわけだ。

    感染は連鎖する。ブタや鳥のような家畜だと、感染しているしていない、症状でてるでてないに関わらず一帯の家畜ごと殺処分して地中深くに埋めているのはこういうわけ。人間もかつての疫病のときは村ごと焼き払ったりしていた。

    疫病とかを本能てきに忌避できる仕組みがあるからこそ人類は継続してきたわけだけど、本能に理性がおいつかないと世界ではアジア人差別や、感染者差別にもつながる未来は容易に見える。ウイルスより怖いことがおきる可能性はそこここにある。

    NIHやNIAIDがstableと表現している、ウイルスについて生存とか翻訳して流している国内メディアは害悪でしかない。そりゃトイレットペーパーの買い占めから食料の買い占めまでおこるわ。インフォデミックスの脅威。ほんとだめ。

    東京都の緊急会見で国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏いわく、

    「この病気の怖さというのは、WHO(世界保健機関)が出している数字にもありますが、8割の人は本当に軽いんです。歩けて、動けて、仕事にもおそらく行けてしまう。ただ残り2割の方は確実に入院が必要で、全体の5%の方は集中治療室に入らないと助けられない。」
    https://www.j-cast.com/2020/03/26383042.html?p=all

    間質性肺炎にまでなってしまうと人工呼吸器でもなかなか血液に酸素を送り込むのが難しいそうで、子供の頃から笑わせてもらった志村けんさんが心配である。

    喫煙がリスクをあげているとの不確かな情報。
    また、70歳以上、これは不確かなことを書き連ねるが、日本株のBCGのワクチンのせいじゃないかとかもオーストラリアではいきなり医療従事者に臨床試験はじめたとかでてて理解がおいつかない。
    菌性のBCGでなぜかラッキーなことにロシアと日本のBCGのワクチンでなにがしかの免疫を得ている可能性があるのだとか。

    あとは、マスクのせいじゃないかとかいう話しもある。
    マスクとウイルスのサイズ比を考えても、マスクが防疫の助けになるエビデンスはなんにもないのだけど、感染者数の増加をみるとマスクをする国とマスクをしない国では明確な感染者数増加に影響があるようだ。
    ツバが飛ばないとか、上気道が保湿されるので喉や鼻が乾燥しないためウイルスが細胞に取り込めないまま胃に落ちるとかなんかいろいろ言われてるが、いまのところよくわからない。

    インフルエンザのように夏になれば収まるという季節性は諦めたほうがよさげ。なぜなら温帯な湿度の高いところでも流行ってるから。

    逆に、加湿器が空気中にただようエアロゾルが乾燥をするのを防ぎ感染力を長く保持しつづけるみたいなReportも見た。部屋の湿度はひくいほうがツバは漂わず、口元は湿度が高いほうがいいのか。まあ茶でも飲んでろよと紅茶屋としては押したい。

    まあ、あと、なんだろうな、物流や経済がとまるのはリアルにやばそうだ。
    見たことない光景になりそう。

    コロナウイルスがいくら流行ったところで、一年に一回しか収穫できない米の供給量に影響がでるわけではないのだけど、山手線のように過密に過剰最適した社会において、幾人かのパニックが引き起こした遅延は、山手線全体を止めてしまうことがあるからだ。実際そうなりつつある。

    家内安全、ご健勝ご多幸に。

    参考

    手洗い
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf

    マスクについてのお願い
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000594878.pdf

    国民の皆さまへ(予防・相談)(密を避けて外出しましょう)
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610429.pdf

    新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために – 厚生労働省
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601720.pdf

    身のまわりを清潔にしましょう
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000614437.pdf

    三鷹市:不況対策緊急資金融資あっせん制度
    https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/004/004016.html

    新型コロナウィルス感染症対策経営相談窓口の設置のお知らせ
    http://www.mitaka-s.jp/shimin/20200326.html

    New coronavirus stable for hours on surfaces
    https://www.nih.gov/news-events/news-releases/new-coronavirus-stable-hours-surfaces

    豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html

  • 日本文化と感染症

    海外で新型コロナウイルスの感染症対策として、「挨拶としての握手、ハグやキスもやめよう。」という周知がなされている。

    握手をしない、ハグやキスをしない。
    それって元来の日本風ですよね。
    握手ではなくお辞儀をする。
    おそらくだけれども、お辞儀が挨拶の主流のアジア圏は過去にひどい感染症が流行ったのではないか。

    動物が行うキスやハグは相手との細菌交換の助けになるので、結果として免疫をあげることに寄与する。 類人猿などのコミュニティがそうするように、生まれたばかりの赤子が免疫を獲得するために母子がそうするように、本来はこちらが自然な形なのだろう。
    だが、なぜかフィジカルコンタクトをしない文化圏が生まれる。

    類人猿はもともとはお酒を分解する酵素をもっている。
    果物などの糖を含むものが腐る(発酵する)と酒、そして、酢になるので、冬場の食物が少ない時代を生き抜けるように、もともとはアルコールを分解する能力があるのだ。

    アルコール中毒にみられるように、脳みそも糖で動く回路と酢酸回路がある。飢餓状態になると、酢酸回路に切り替わりなかなかもとに戻せなくなるのだ。

    だがアジア人の大半はウワバミと呼ばれる人以外はお酒に酔うし、そして何割かは下戸だ。アルコールをアルデヒドに分解できず、またアルデヒドを酢酸に分解する酵素を生成する能力もたないない。

    長江周辺で米作りと伴に分岐したと思われるこれらの人類グループはある種の熱帯域特有の感染症を本来は毒物でしかなかったアルデヒド(二日酔いで頭ががんがんするあれね)を利用して、防いだのではないかと言われている。

    ここで日本の文化を振り返ってみる。
    お米によって作られる、お酒、日本酒というのは酒造りのなかでもかなり特殊な製造方法によってつくられる。
    でんぷんを糖化する過程と、糖をアルコールに醸造する過程、さらにはできあがったアルコールに火入れして発酵を止めるなどの工程がある。これら3つがひとつの醸造の過程でおこなわれるのは日本酒だけだという。ちょっと不正確。わすれた。

    でんぷんを糖に分解することは、麹菌をみつけるまでは人間の唾液に含まれる酵素を利用しおこなってきた。(口噛み酒)
    酒、酢、そのほかにも味噌、醤油、納豆、糠味噌、粕漬け、鰹節をつくるためにカビを利用するなど、日本はこれら微生物を利用した発酵については、いまでも世界に類を見ない多様性をもった文化圏である。詳しくは「もやしもん」でも読んで。

    酒造り杜氏はお酒づくりの期間は納豆を食べられないという。
    体についた納豆菌が麹菌に勝ってしまって、お酒にならないのだそうな。
    菌をいじる界隈にはコンタミネーションという言葉がある。目的の菌以外による汚染のことで、酒造りもコンタミをしてしまうとお米もお酒にはならずただ腐るだけになってしまう。

    日本には防疫の概念がないというが、醸造や発酵で目に見えない世界があることを知っていた日本人は、それについての振る舞いをいくつもつくった。

    人間は古い時代から病気になってきた。
    外的理由によってその原因を類型すると、寄生虫によるもの、カビなどによるもの、病原菌によるもの、ウイルスによるものがあげられる。

    穢(けがれ)とはつまるところコンタミだ。ウイルス感染。宿主がウイルスに侵された場合、生物汚濁状態になり、その穢れは伝染る。 ヒトヒト感染する病気の場合は穢が再生産されることと同義だ。

    これを防ぐには禊(みそぎ)、水浴により身を清めることだが、まあ、綺麗にしなればならない。
    寄生虫であれば煙であぶったり、日に当てて紫外線にさらしたり、火で清めたり、髪の毛をエアシャワーで払うように、大幣で祓ったり、まあ様々あるけれども、やり方さえ間違えなければ現代の化学でも似たようなことをやる。

    忌み(いみ)というものは、「死・産・血などの汚れに触れた人が一定期間、神の祀(まつ)りや他人から遠ざかること」ということになっているが、まあ、ていのよい隔離だ。忌みの人は人混みにいくんじゃねぇよと。公共交通機関の利用は控えてくださいみたいなことだ。

    現代でも監察医はもっとも未知の感染症にかかりやすい職業であるが、専門教育も専門知識もなかった時代はなにやら伝染る目に見えないものは、人から遠ざけて隔離するよりなかった。

    動物の死骸、皮なめしなどをするひとが差別された時代があるが、衛生環境がよくなかった時代では、動物の死骸から寄生虫だけでなく、肝炎ウイルスやその他の病因源となった。専業従事者は低暴露をうけているのでいずれかの段階で抗体をもち無症状であるが、これが抗体をもたない人と接触してしまうと劇症化してしまうことがある。
    知識もなかった時代の人たちが隔離というわかりやすい策で身を守るのも、まあ、やむないことだ。それが現代まで続くのは違うとおもうが。

    神道ばかりをみたが、仏教はこれら死についてはもっと踏み込んでノウハウがあるようにみえる。坊主が来ている袈裟はウコン染めだが、うこん染めは殺菌効果ばつぐんだ。

    死体処理についての、ノウハウの塊といっていい。
    初七日や49日、回忌など、火葬の前の土葬の時代は、埋めた死体を掘り起こして、お骨にして再埋葬するなどという手間が必要であった。ここらへんも踏み込んだら多分すごいおもしろいんだろうけど文字数とおれの知識不足。

    やがて末法の世ということで、なんでそうやっているのかもわからず様式だけを真似る世になる。

    烏帽子をかぶり頭髪をみせないのが最低限のマナーであった時代がかつての日本にあったように、やがてマスクをせずに唇を見せたりすることが激しく礼儀違反とされる時代がくるかもしれない。

    家に入る前にスギ花粉を落とすように、肩を払うのがそのうち儀礼様式化する時代がくるかもしれない。

    あ、そうそう、ちょっと計算してみたところ、スギ花粉ひとつにはコロナウイルスが2700万個ほど入るようだ。スギ花粉でひーひーいってるひとたちがマスクで立ち向かう姿は勇ましい、まあなんだ、そんなヒステリックにならずに。喧伝におどらされないようにしてね。

  • COVID-19コロナウイルスと経済毒

    ウイルスを殺すことはできない。
    なぜなら、ウイルスは生きていないからだ。
    ウイルスは生物ではない。

    世間をみていると知識人とおぼしき人でも菌とウイルスの区別がついているのかいないのか、ウイルスを除菌などといってるのを聞く。ウイルス対策ソフトのことをウイルスソフトと呼称する人がITの専門家と名乗る程度に不安になる。菌とウイルスはまったくもって別物だ。

    私は感染症専門医ではなくただの街の紅茶屋さんでしかないが、学部生だったときバイオハザードが設置されている研究室にいたこともあるので、なんとなくだが、この世間に賑わいというか、誤解というか狂騒の前提とされている知識に偏った部分を見咎めてしまう。

    正しく畏れるなんていうが、ウイルスと菌の区別がついているひとのほうが少ないであろう現時点で政治家がとんちんかんな対応をするのもやむないことなんじゃないだろうか。

    ウイルスって?

    生きているという定義には当てはまらない。
    生物と非生物定義の間におちたような、あえて言うなら半生物である。
    ウイルスは生物の細胞増殖に相乗りする形で増える。
    生きていないので殺すことはできない。
    だが分子なので壊したり、不活化させることはできる。

    中国語ではウイルスのことを生物毒と書くようだが、まさに毒のようなものだ。
    お薬が生き物ではないように、生き物がそれを取り込むことで作用する。

    バイキンと混同される。どちらも目に見えないほどものすごく小さいという点では同じだが、大きさのスケールはまったくもって違う。

    アニサキスのような寄生虫を数ミリとするなら、カビ(真菌類青カビ)は0.1ミリ、菌(大腸菌)は0.002ミリとまさに目には見えない小ささだ。だが、ウイルス(ノロウイルス)の大きさはさらに小さく0.00003ミリしかない。コロナウイルスは0.0001ミリメートル。ちなみに、スギ花粉は直径28~45マイクロメートルだそうなので0.03ミリはある。

    ウイルスがどれくらい小さいかというと、よく喩えられるのだがウイルスは素焼きの植木鉢をどこにもひっかからずに通り抜けるぐらい小さい。水がしみ出る程度の隙間があれば余裕のよっちゃんでおいっす!って顔パスするのだ。マスクは効果ないとか言うのは、ある側面からは当然でN95マスクのような業務医療用マスクのように息苦しさがあるものでも95%程度の補足効果しかない。息ができないと死んてしまうので、そのギリギリのところで確率的にあるていどはひっかかるってぐらいのことを期待するしかない。

    菌類や真菌類が出す毒素は人間にとって害をもたらすものだけれども、取り込む時点で数百万単位で増えた状態で体にとりこまないと毒にはならないので、多少腐ったり、カビがすこし生えてる程度なら人体には問題がないことのほうが多い。人間は自身の細胞よりも、大腸内にいる大腸菌の数のほうが多いので、それらをちょっと取り込んだとしても腸内細菌や、人間の免疫システムが頑張ってくれる。

    だが、例えばノロウイルスのようなものは最初にわずか数コもあれば発症に充分であったりする。なぜなら、宿主の細胞増殖に伴っていっしょに倍々ゲームで増えるからだ。

    ちょっと脱線するが、菌類でも発病に少ない菌数しか必要としない強毒なものもある。病原性大腸菌などは取り込んだ時点がわずか数百程度で発病に充分であると言われてる。つまようじの先ほどに菌をつければ数時間後には数百万に増える。インドのガンジス川に足をつけただけでアウトというのは本当だ。自分は病原性大腸菌O-1で身を持って学習した。うん。脱線。

    菌は生き物なのでその菌が体内で増えないようにすれば、大丈夫だ。
    万が一体内で毒素を吐き出すような原因菌が増えてしまっても、下痢や嘔吐で吐き出すことで快復する。

    だが、ウイルスは生き物ではない。
    どうやって増えるかというと、その宿主の細胞といっしょに増えるのだ。
    つまり、体内に取り込まれたウイルスが増えないようにするには、その感染してしまった細胞を免疫系が破壊してくれるのをまつか、あー、なんだ、その宿主の細胞そのものが増えないようにするしかない。つまり宿主の死だ。

    鳥インフルエンザや豚コレラ(最近は豚熱と呼ぶようになったそうだ。)や口蹄疫などはウイルス性の疾患である。だから、一帯まるごと感染しうる動物ごと殺処分してしまうのだ。ウイルスに感染した動物が、今度はウイルス増殖まきちらし装置になり、ゾンビウイルスよろしく、感染を広げるからだ。

    ワクチン

    ワクチンは発明である。
    それまでの対策は、死病が出たら村ごと焼くというものであった。

    もしコロナウイルスで騒いでおきながら、麻しんや風疹の混合ワクチンや、子宮頸がんなどのワクチンを打っていないひとがいたらまず行け。

    インフルエンザワクチンを打っても効かない、あんなのは意味がないという人がいる。またワクチンが後遺症をおこしうるものなので危ないという人もいる。

    だが、前述でウイルスの特性を説明したとおり、ウイルスが体内で増えてしまうと、あとは免疫系ががんばってウイルス細胞を破壊しつくせというぐらいしか方法がないのである。しかも、感染してウイルス増幅装置と化した個体は、他の個体にウイルスを伝播させるための中継装置となる。人間の場合は感染個体をゾンビのように殺処分するわけにはいかないので、できることは快復を望み隔離するぐらいしかない。

    そもそも、ワクチンの有用性は、ウイルスを拾っても免疫系が効率よく仕事をしてくれるようになるので、重篤化しないという点で有用なのだ。免疫が仕事をすれば、他人にも感染させずに済む。
    逆の言い方をすると、ウイルスの感染脅威を知りながら無策であることは、合併症、後遺症どんとこい!人にも染してやるぜ宣言だ。受験生が居る家庭のインフルエンザ持ちのようなものだ。

    だが、世の中にはそもそもワクチンがないものも多くある。
    今回の新型コロナウイルスCOVID-19だけでなく、中国を中心に猛威を奮っているまだなんの類似属だかもわかってねぇアフリカ豚コレラなどだ。

    こういう誰も免疫をもっていないウイルスに感染すると非常に致死率が高い。エボラ出血熱や、たとえばまだ出現はしていないがヒトヒト感染型の鳥インフルエンザなどが発生した場合は、もしかしたらいくつかの文明が終焉をむかえることになるだろう。

    新型コロナウイルスはヒトヒト感染をして、感染力が非常に高いものであるが、死亡率は1~2%程度である。MERSやSARSと比べると致死率が格段に低く、無症状の人もおおいため感染者数は増えたが、まあやがて抗体を獲得する人間があらわれてワクチンとかもつくられるかもしれない。

    ウイルス兵器説

    あほらしい陰謀論だ。
    学生時代、医学部の子が「現代医学を学んでても風邪の原因が何かもわからないんだ」と言っていたのを思い出す。
    咳が出る風邪のうち何%かはコロナウイルスかもしれんが、そもそも我々はそれがなんだかはわかっていないのだ。死亡している人は多くいるが、現代の医学水準では肺炎と記される程度である。

    武漢にBSL5の研究施設があり、そこから秘密裏に開発していたウイルスが漏れたんじゃないかなどの話しがあったが、そもそも、高いBSLの研究施設がなければその原因ウイルスを単離することも同定することもできやしない。なんだかわからないけど達の悪い咳や肺炎が今年は流行ってるねで終わっていた可能性は高い。

    日本でも数年前から変な咳をする人が多く、また去年の暮れぐらいにもまだ20代なのに肺炎で入院したとかいう話しも聞いた。だが日本には高BSLの施設は数カ所しか無く、たとえそのような肺炎が流行っていたとしても、それらの未知の病理ウイルスを特定できる可能性はとても低い。お金も人もわりふってないんだからできるわけがねぇ。

    そもそもヒトヒト感染が始まり感染母体が数万を超すならば自然界(人間界)で合成される変異率のほうが高いのではないか。ウイルスをデザインして合成してばら撒いても、市中に広がればデザイン通りに広がりはしない。

    要人やその周辺を暗殺する致死率の高いウイルスであればまだわからなくもないが、今回のように市井までパンデミックするウイルスだと制御はできまい。

    ウイルスは感染を繰り返し変異の過程で宿主と共生できるように弱毒化、無害化する。
    そもそもウイルスをコントロールできるなら、ワクチンも抗ウイルス薬も作られてる毎年インフルエンザでこんなに感染者でてない。

    まあ、可能性として、中国で急速に進む高齢化をなんとかするぜぐらいの選民テロであれば、抗体獲得できない老人から殺していく恐ろしいウイルス兵器という可能性は排除できなくもなくはないけど、まあ、なんだ杞憂。

    マスク

    言われてる通りじゃないの。手を顔に触れないようにするぐらいの効果はあるし、口腔域の湿度高くするとかぐらいの効果はあるよ。電車にのるならどうせなら手袋でもしたら?

    不潔ルート、清潔ルート

    最近コロナウイルス関連のニュースを聞くと、さもありなん。というか、むべかるかなを連呼する病になてしまった。なるべくしてなってるとしかいいようもない。

    不潔ルート、清潔ルートが紐でわけられてるだけじゃねぇかって盛大なつっこみがあったが、私が気になったのはその床の絨毯だ。

    病院や学校の床がリノリウムなのにはそれなりに意味がある。
    ウイルス吐き出し装置と化した人間が吐き出すウイルスは床とかに貯まるわけだけど、そこが絨毯だと長く溜まったうえに、歩くたびに静電気とかで巻き上がるわけですよ。

    通常のコロナウイルスはアルコールや熱とかで不活化できるみたいだけど、自然界の場合は8日程度は感染力を持っているらしいので、不潔ルートを通るたびにそこにウイルスが溜まり続けて巻き上がる。

    絨毯に香料でも撒いて、匂いがその一帯からいつしなくなるか考えればいい。その匂いが広がる範囲が匂いの分子が巻き上がってる範囲だ。匂いが消えるまでがその分子が壊れていない時間だ。

    せめてひっこし業者のように養生するだけで、結果はだいぶかわるのにと思う。

    絨毯とかはアルコールとか酸やアルカリで清拭できないから不活化されないウイルスがいつまでも貯まる。 ウイルスは生き物じゃないから、紫外線とか酸やらなんやらで壊すか壊れるのを待つかしないとだめだけど、まあ絨毯ひいてるうちは無理だよね。むべかるかな。

    経済

    実は、新型コロナウイルスはそのうち風物詩になるでしょぐらいで心配してないんだけど、経済がやばい。関節被害のほうがよほど死人が出る。

    台風被害、消費税増税でリーマンショック級の気配がでてるところ(何でも戦後3~4番目に悪い数字だそうだよ)ここに、新型コロナウイルスが来たので、多分数字としてはリーマン級になる。
    これは日本で上場企業が30社潰れる程度。

    2002年の3、4ヶ月で封じ込めに成功したSARSの経済被害が3兆4,000億円の経済被害だそうなので、中国は当時のGDPから7.8倍になってるので、26兆5200億ぐらいの被害にはなるのかなと。

    それで、忘れられてるけど、普通の豚コレラじゃなくて、まだなんだかよくわかっていないアフリカ豚コレラが中国でアウトブレイクしてるんじゃないかという話しがあって、この検疫をミスると日本の養豚産業も終わる。

    東京オリンピックでそもそも経済被害が予想されてたところに、これがおっかぶさったので、結構、深刻。

    参考

    https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

    『続・人類と感染症の歴史』の第9章「SARSとMERS」を公開します。
    https://www.maruzen-publishing.co.jp/smp/info/?action=detail&news_no=19784