カテゴリー: 放射能汚染

  • 原発災害と人の恐怖心について

    飛行機に乗るときに恐怖からヘルメットをかぶるひとを安心させることは難しい。
    飛行機の事故率の低さは車の交通事故以下だとか、万が一事故がおきたときにヘルメットなぞ被っていても役にたたないじゃないかとか、当事者以外はなんとでも言える。

    ただ誰がどうみても、ぶっ壊れ、燃料が漏れてる飛行機について、パイロットでも整備士でもない広報マンが、点検も、ましてや整備もせずに、ただちに影響は無いから大丈夫と言っても、そんな飛行機には乗りたくないし、そんな言説にも乗れない。
    でも、どうしてもその飛行機に乗らなければならない理由があったら、広報のうすっぺらな言説を信じ、それでも何かやれることは無いかと飛行機内でもヘルメットを被るだろう。戦闘機のパイロットはヘルメットを被っているだとか当事者だったらなんとでも言える。

    恐怖は人を扇動する。
    混乱と無秩序から生じる二次災害を考えれば、落ち着かせるために方便をつかう緊急避難はありだとは思う。予想される被害の大きさを天秤に、一次的な情況を報告したうえで安心をさせるコメントを添えるというものだ。
    だが、現場をあずかるパイロットや整備士に的確な情報を伝えないのは意味が違う。情報が包括的でなければ判断が違ってくるからだ。

    決断は結果として間違うことはあるが、決断の時点では正しいも間違いもない。
    だから判断をするために情報の量や質をあげて、それを咀嚼するために必要な知識を増やせば結果として判断を誤る可能性は少なくなる。未来は訪れるまで可能性でしかない。
    判断や決断、行動をするのを現場と定義するならば、現場は時間で変わる。
    現場は自分で情報を集める努力はしなくてはいけない。

    ・⌒ ヾ(*´ー`) 閑話休題。

    東ヨーロッパ製の時計型ガイガーカウンターを近所の病院の先生がつけてて、自分もほしくなったので調べた。結構なお値段がしてて、かわりにAmazonでエステー化学のエアカウンターが値崩れしていたのをみて一月ほどまえに送料込み6500円で購入した。ガイガーカウンターは簡単なものでも災害直後は7~8万、ものによっては10万近くした記憶がある。エステーの定価15000円は庶民でも手が出せる廉価版として登場して結構驚きだった。

    自分が購入したときには次のモデルが出るとわかっていたのだが、今日見たら、もう次のモデルが既に手に入るようだ。
    なんと、送料込みで5500円。ここまでつらつら書いてなにがいいたかったというと、買い物に失敗してショック! ウッキー ということである。

    旧型のエアカウンターを東京で使ってみてわかったことは、あ、カウントするんだね、ふーんという事だ。やっぱり雨水溜りとかは変化があって、普通の空間も思ってたより全然高かった。東日本で一般瓦礫の受け入れでどうとか言っているひとは、まずガイガーカウンターぐらい持ったほうがいいかもしれない。いまや5000円だし。(もっとも汚染瓦礫処理の問題は灰処理もつきまとうので助成金云々で自治体釣るまえに先に法で決めておくべきだとは思うけどね。)

    でも、エアカウンター。数回使って使わなくなってしまった。観測まで時間がかかってめんどくさいんだもの。あと、まあ安かったから買ったというガジェット感覚だしね。
    新型のほうロギング機能とかついてるんだったらこっちのほうがいいなぁ…。ちょっと待てばよかった。

    USBとか、ネットで履歴取れるようになりますように。さらに言えば、食品の測定ができる奴がまだ160万とか数百万、車変えちゃう値段なので、これの廉価版でないかなー。鉛の鋳型をつかって、自作している教授がいるときいたけどオープンソースになっているのかな?
    ぁ、名前わすれちゃった。スパコン関係の人だと記憶してたけど、でてこないや。

  • 児玉龍彦さん×津田大介さんの対談



    Video streaming by Ustream

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    全文書き出しはこちら
    書き起こし(1)、8/5 児玉龍彦(東大先端研教授)×津田大介(ジャーナリスト)のUstream対談:ざまあみやがれい!

    先日の参考人の熱さと比べると、なんと温和な。主張は先日の参考人質疑と変化はないが、いろいろ補足されている。ただ、少しこむずかしくなっているので、すべてを横断的に理解できる人は少なそうだ。リスク論については、議論を避けたあたりやっぱり大人だなと思いました。

     

    ベスト&ブライテストなプラットフォームを

    企業ってのは自分のノウハウをあげちゃったら終わり。個別企業に出来ないところがある。公で企業が参加していけるプラットホームを作んないと。集まって、それでいろんな方法を競争させる。

    主体者決定権が大事

    放射線かけられた上にどうこうするまで人に言われたくない。測定も除染も協力するし色んなデータも揃えて、それでだから当事者が判断するって場合にサポートとか情報提供とかやるのが仕事。ココだったら逃げろとかこれだったら行くなとかいうことは言えない。(がん患者に喩え)

    日本女性の努力が結んだ大気圏内の核実験禁止条約

    1960年代に、放射線量高かったって。今は下がってる。自然に下がってるってみんな書いてるの腹が立ってしょうがない。あれは頑張った日本人がいるわけですよ。→ 猿橋勝子博士

    証拠探しや証明は後で

    今までのエビデンスってのは、疫学とか統計学で終わったあとにこう解析すればこうって話で。今必要なのは予測とかシミュレーションの科学。予測とかシミュレーションに対しては、メカニズムの証明っていうのを急いだほうがいい

    他気になった単語とか

    エピゲノム
    調査なくして発言なし
    最後に自分のできることをやってほしい。自分の得意なことで貢献しろ。

  • 児玉龍彦参考人の3つの提言アツすぎて泣けた。

    ハイライトの2分でいいから見ることをおすすめする。

    一番見てほしい2分は↓リンクから

    H23.7.27 衆院厚労委員会 児玉龍彦参考人 3.21の雨


    1.食品、土壌、水について最新鋭の機器を用いて排他化
    2.子供の被爆を軽減するために緊急に新しい法律を制定
    3.国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集

     
    4つの提言といってたけどアツすぎて3つしか聞き取れなかったです><
    文意から推測するに4つめは、汚染地で徹底した測定が出来るようにするという事の保証かな?

    1.食品、土壌、水について最新鋭の機器を用いて排他化

    「国策ととして食品、土壌、水、 日本がもっている最新鋭の危機を投入して抜本的に改善してください。」日本の技術をもってすれば(半導体のようなクリーンルームで放射性物質を)シャットアウトできる。

     

    2.子供の被爆を軽減するために緊急に新しい法律を制定

    「子供の被爆を軽減するために新しい法律を制定してください。」現在の法律のもとで除染作業を行うと、運搬も受け入れも法律違反となってしまう。かといって現地の父母にそのような高線量のものを預けておくなどということもできない。子供たちの安全を守ることをしようとすると法律違反になってしまうのでは手足を縛られたような状態。法律がこのような状態にあるのは国会の怠慢に他ならない。

     

    3.国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集

    「国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集してください。」ノウハウを持っているとした民間企業、東レ、クリタなどの科学メーカーや千代田テクノル、アトックスなどの放射線除去メーカー、竹中工務店などをあつめ現地に民間を集めた除染研究所を組織してください。このままでは利権絡みの公共事業になりかねない危惧がある。

     

     

    書き起こしはまあそのうち誰かやるとおもうので期待しつつもトピックスだけ書き出し。
    3/15 東海村で放射線を検出3/21に雨がふりこれが今日に到るまでの高い線量の原因になっていると考えられる。
    枝野官房長官がさしあたり健康に被害がないと申し上げたが、私はこれは大変なことになると思った。

    http://youtu.be/eubj2tmb86M?t=1m17s

    現行の放射線障害防止法は高い線量の放射性物質が少しあることを前提としている。このときは線量があまり問題ではなく、個々の濃度が問題になる。しかし、今回は100Km圏5マイクロシーベルト 200キロ圏で0.5マイクロシーベルト。放射線障害を見るとき総量を見るが東京電力も政府もいままではっきりした報告をしていない。熱量の換算では広島原発29.6個分、ウランでの換算では20発分これまでの知見で原爆による放射線の残存量は1年で1/1000になるのに対して原発は1年で1/10程度にしかならない。(※1/3とも聞こえたが文脈から判断した。)福島原発の問題は、原爆数十個分に相当する量の原爆汚染よりも多量の残存物を放出したと考える前提となる。システム生物学では総量が少ない場合はある人にかかる濃度だけをみればいいが、総量が多い場合は粒子にあり非線形の流体力学になる。3月の食料に危機に瀕した状況下で通達1枚だして、どうして周知がされたと言えるのか。汚染地で徹底した測定ができることを保証しなくてはいけません。

    http://youtu.be/eubj2tmb86M?t=5m33s

    ゲルマニュウムカウンターでなしに、今日ではイメージングベースの測定器(おそらく、カメラで撮影するだけでどの放射性物質がどの程度の線量をだしているかみるもの?)が開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして全国につくるためにお金をつかわないのか。3ヶ月経ってそのようなことがまったくおこなわれていないことに私は満身の怒りを表明します!

    内部被曝について妊婦の胎児、幼い子供、増殖が盛んな細胞が危険。ひとつの遺伝子の異変では癌になりません。ドライバーミューテーション、パッセンジャーミューテーション。
    内部被曝は何ミリシーベルトと言われているが全く意味がない。I131は甲状腺に集まります。トロトラストは肝臓に(20~30年後 肝臓がん、白血病)セシウム 尿管上肢(上皮?)膀胱に集まります。体内の集積点をみなければ意味が無い。

     

    http://youtu.be/eubj2tmb86M?t=12m

    強制避難でないと保証しないという答弁があるが、補償問題と子供の問題はただちにわけてください。

    緊急避難的除染と、恒久的除染はわけてください。
    イタイイタイ病のカドミュウム汚染地域3000ヘクタールのうち1500ヘクタールを除染するのに8000億円投入されている。この1000倍だとするといったいどれほどの国費を投入しなければいけないのか。

     

    他、動画

    http://www.nicovideo.jp/watch/sm15140556
    http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

    多分そのうちここに議事録がのるはず・・・。http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm

    書き起こしぐらいその日のうちにやればいいのに・・・。

    お、さっそく全文書き起こしをしてくれた人がでたようだよ。

    「放射線の健康への影響」児玉龍彦氏(内容完全書き出し)衆議院厚生労働委員会7/27