漁業と韓国海軍


クリスマスシーズンもイブまでくると一段落の気配があってようやく一息つけそう。あー、しんどかった。
年の瀬はいろいろな事があったが、しょうもないいくつかのニュース代表格として韓国海軍が火器管制レーダーの照射を日本の哨戒機に対しておこなったみたいなのがあった。

「北朝鮮の遭難船を捜索するのに使用した」
「気象条件が悪くレーダーをフル稼働した」
「レーダー照射はしていない」
「光学カメラを向けただけ」
「日本の哨戒機が威嚇してきたから日本がわるい」

時系列で流れてくるニュースがコロコロしてて、おもしろい。思いつきで言ってるだけだろww 大丈夫かw
みたいな。

火器管制レーダーは現場判断でつかえないはずとのことで、韓国の軍部の指揮系統がめちゃくちゃになっているのかとか、日本が相手のちょんぼを利用してエスカレーションさせようとしているのかもしれないってのも透けてみえたりするので、ちとだけ怖い。

自己評価の話しで、技術とかスポーツとかそういうのの競争のときは、あいつは自分と同じぐらいって思ったときは相手の方が格上で、自分のほうが優れてるって感じるときは、傍から見ればだいたい同じレベル。みたいな事をよく言う。韓国の報道発表面白いなーとか思うけど、多分、日本の水準も傍目で見れば同じようなもんかもしれないね。

先日、漁業法が改正された。70年ぶりだそうだ。減反政策見直しは41年ぶりで、農協法改正61年ぶり、森林法改正70年ぶり、商法に至っては120年ぶりだとのことで、逆に聞きたいんだけど国会っていままで何シてたの??

法律の改正は国内の話。それとは別に、国際的な合意とか二国間の相互合意とかがある。あと明文化、条約化されないけど、常識とかマナー的なやつ。火器管制レーダーはマナーの類いかな?なにか枠組みある?(追記:CUES[Code for Unplanned Encounters at Sea] ってのがあるらしい。2014にver1.0ってずいぶん新しいね。)

先の自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを当てたってやつの報道を見ていると

「大和堆(やまとたい)漁場などの公海上で、韓国海軍の活動を制約しようとする意図があるのではないかという疑念がある」
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181223-00000048-jij-kr

「大和堆(たい)南側の韓日中間水域で日本の海上自衛隊P1哨戒機に遭遇」
www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/24/2018122480019.html

むしろ気になるのはこっちかな。韓日中間水域という言葉も気になる。大和堆は日本の漁場で排他的経済水域(EEZ)の中にある。そこの南側も当然日本のEEZだが。大丈夫か関係者。日本海、韓国流に言うと東海に公海なんかないぞ??どこもどこかの国の帰属域。昔風に言うと200海里と呼ばれたエリア。

俺が間違ってるのか不安になる。もし間違ってたら教えてちょ。

googleさんとディカプリオとかが始めた世界の漁業の見える化プロジェクト、Global Fishing Watchより地図をスクショ。

globalfishingwatch.org/map/

日本海の中央で山っぽくなっているところが大和堆とよばれる海底山脈で浅くなっており豊富な漁場となっている。線はEEZをあらわしている。ロシア、北朝鮮、韓国、日本のEEZがこんな形で接している。大和堆の左下にある○は、竹島近辺で日韓で重複権利主張地域となっている。over claim Liancourt Rocksだって。なんのこっちゃ。日韓以外の第三国では中立的立場から「リアンクール岩礁 (Liancourt Rocks)」っていうらしい。へー。

明るくなっているのが漁船群。大和堆に漁船があつまっているのが見て取れる。つーわけで、大和堆の南側はどう考えても日本の排他的経済水域。

中間水域って、なんのことだろうとググると、日韓漁業協定が出てくる。このエリアは決められた漁獲枠を持った漁船がが、これは、wikipediaによると、2016年に漁獲割当で決裂して操業禁止になっているそうだ。

これならギリ大和堆の南もかかっているかな?
もしかして、2018年は日韓漁業協定が復活していて、韓国海軍にも漁獲枠が設定されていて漁業も任務になっているという可能性も排除しきれないので、あれなのかもしれない。現に日本のEEZ内で操業していた漁船にたいして韓国海洋警察庁の警備船が操業を止めるよう警告を発したと問題になったのは11月20日のことである。

軍艦が他国の排他的経済水域を通過するのは航行の自由作戦でも知られているだろうし、遭難者の救援とかで人道目的ならなにか他の国際的な条約があるのかもしらんがよくわからん。

先のGlobal Fishing Watchで大和堆のあたりを見ると韓国籍の船が二艘。そのほかEEZ境界線ギリギリいったりきたりしているのは韓国籍の船だね。

ちょっと話題からずれるけど、福島沖で操業している船があったので、クリックしてみたら択捉から来てたよ。 知らん間に航行自由になったんだね(すっとぼけ

まあ、いろいろ大変だよね・・・。


みなさまよいお年を!

参考 引用とか

菅官房長官に竹中平蔵が問う!「政府の役割・民間の役割」~大阪万博・カジノIR・携帯料金見直し

日本「味方に銃撃つか」vs韓国「射撃用レーダー撃たなかった」

韓国国防省「レーダー照射せず」 日本側「証拠ある」

レーダー照射「威嚇行為なかった」=日本の問題提起、理解できず―韓国軍

河野外相、韓国批判を抑制 レーダー照射問題

哨戒機、韓国艦へ「威嚇的飛行」軍が撮影と報道

レーダーは遭難した北朝鮮漁船捜索のためか 日本が威嚇的との声も

日韓漁業協定

領海

グーグルらの「世界の漁業見える化プロジェクト」急拡大。日本に不都合な真実とは | BUSINESS INSIDER JAPAN

韓国軍の海自P1哨戒機に対するレーダー照射事件:CUESと韓国軍のマニュアル – 事実を整える


ハードウェアハッカーよむよむ


自分のTwitterのタイムライン界隈でやたらと前評判の高かったハードウェアハッカーが届いたので読んだ。積読を押しのけての即よみ、まあ、少し厚みはあるが技術書ではないので2日程度で読める程度のボリューム感。

ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険 著:アンドリュー”バニー”ファン

感想としては、監訳の山形浩生さんがあとがきで冒頭に書いていた「これ、いったい何の本なの?」という、素朴にして簡潔な疑問に両手を上げて賛同だ。いくつかの全く知らない世界と郷愁を覚える懐かしいエピソードがあるが、平たくいえばハッカーの書いたブログがオムニバスになった感じだ。コンセプト料理のフルコースではないけれども、濃ゆくて珍妙な面白食材をどさどさと積み上げられた形。これを消化、咀嚼できるのは読み手の力量、胃腸の消化力にちょっと頼り過ぎているきもする。

Chumbyとかすごく懐かしいけど、そういう人は少ない気がするし。あぁ、Haching the Xboxの人だったのかっ、と巻末にくるまで気が付かなったが納得もした。

この本の紹介で「バイオハッキングまで!」みたいなものもあるのだけれども、バイオの部分は正直蛇足感が強い。バイオを齧った身としてはこの章まるっといらなくね?と思ったりもした。この章にはなにか奇妙さを覚えた。パールフレンドの彼女のためにねじこんだのかな?あまり「最新」とか「現代」のテクノロジーでという感はない。というか、ハックしてなくない? ちょっと古めかしさすら感じた。最近のバイオDIY的なことを期待してたんだがそういうことではないようだ。もしかしたらハードテックの方に先鋭な人たちは逆の感想を持つのかもしれない。

P379 神話:「リファレンスゲノム」は存在するか?
現在のリファレンスゲノムは、たった数名の、ほとんどがヨーロッパ人を祖先に持つ個人のゲノムをもとにして作られている。// 今のところ、遺伝子判定というのは、妥当性に問題のあるソースレポジトリを基準にした差分なのだということは、ぜひ覚えておくべきだ。

自分が学生の時分は、遺伝子編集をおこなうようなバイオセーフティーレベルが定められた研究室に所属するときには実験の過程などで自分自身がなにか酷いコンタミしていないことを確認するために、ビフォーアフターの遺伝子採取が法律で定められていた。このとき提出した自身のサンプル遺伝子は研究のために研究にもちいていいかみたいな確認項目がある。あったきがする。ま、数十年前の知識なのでうろおぼえだし、今はもう変わっているかもしれない。つうわけで、リファレンスがあるとするなば、ヨーロッパ人をルーツにもつ数名のというのは、どうなのだろう?かなり限定的なリファレンスだとおもう。

リファレンスゲノムの章立てをみたときはトバ・カタストロフで人類がボトルネック化してどうこうみたいな議論なのかなとか、ネアンデルタールと現生人類の交雑の痕跡がとか、アフリカ由来ではないホモ・フローレシエンシスとかのコードを一部アジア人は採用しているんじゃないかとか、そういうことが書かれているのかなとかを邪推した。そういうことじゃなくて、すごく平たい表層のことだった。もにょもにょ。なんていうか、perlでデフしたとかを出張らす分野なんかじゃない気がする。ヒトゲノム計画なみにフルスキャンするのはむりなので、特徴的に異なる部分だけを差分Diffをとるのはむしろまっとうなコスト意識だ。犯罪者や裁判情報となるのも人物の一致だけをみるならば、全配列をマッチさせる必要なぞない。・・・。ちょっと、この本の本質ではないところでぐだぐだ書いてしまった。

本筋にもどる。というより、気になった部分。

P233 「だれにとっても、所有するハードウェアのなかで最もクールなのは自分の体なんだ。」

せやな、と、首がもげるぐらい同意。

P150 「ダイヤラーで#0#0を入力し、あらかじめ組み込まれている自己診断プログラムを走らせた」

こういうハード系メンテナンス隠しコマンド知ってるとかっこいいよね。自己診断系は公開しておいてくれると嬉しいんだけどなぁ。おもわずiPhoneで試してみたけれども違った。

P68 「昔の大工の格言みたいなもんだ。長さは2度測れ、切るのは一度だけ。そしてどうしてもまちがって切るときには、長めにまちがえろ。」

日曜大工をするので、これまた首がもげるぐらい同意。長めに切って、現物にあわせながら少しづつ詰めたほうがきれいに収まる。ほんと切り過ぎちゃったものはどうしょうもない。人生といっしょ。

P56 「Foxconnの向上では1日に豚を3,000頭も喰うとか。深圳では豚がiPhoneに変わるんだ!」

なんていうかびっくりしすぎて、プギーってなった。一日で3千頭!!?まじで??
Foxconnでは25万人以上の従業員が働いているらしい。三鷹市と武蔵野市をあわせたぐらいの人数。東京23区のひとつの区。鳥取の半分ぐらいの人数がひとつの工場に勤めているとかにわかに信じられない。
日本の企業に例えると連結だと日立製作所が従業員30万人、東芝15万、富士通が15万、NECが10万。むぅ。

豚の成体はだいたい100キロらしい。
鳴き声以外喰えるっちゅう一匹の豚をまるっと、食ったとして、
一人一食100gの豚バラを25万人に食われたら・・・
あれ、25000Kg
250頭分・・・だな。
あれ?
200gのポークステーキでも、500頭。
一日で3000頭って言いすぎじゃね???
実際は、100キロの豚から骨とか血液とか内蔵除くと、いいところの肉は25キロぐらいしかとれないとしたら、1000頭分ぐらいだけど、一日で消費される分を一日稼働で処理するわけではないと思うので、屠畜する量で言えば、3000頭ぐらいを一日で潰すのかも。

いままで、こういう消費される命の量を考えたことがなかったので、この本の中で一番衝撃的だったのはこれでした。そういえば20年ぐらい前、上海に行ったとき、街中は近代的な日本の超高層ビル郡なのに裏道にはいると、鶏とかを生きたまま売ってる市が立ってて、びっくりしたのを少し思い出した。

一千万人が住まう東京では品川にある芝浦屠場が都内で唯一の「と場」と肉食中央卸売市場なんだけれども、いったい一千万人の口を糊するために、東京では一体何頭の豚や牛を・・・。考えたこともなかったや。ちょっと調べてみても数量的なものはでてこなかった。まあ、歴史的にもくそセンシティブな部分だもんな。・・・。

作中に、乱暴な解釈だけれども中国での工賃はお米の値段で勘案できるというような趣旨があったのだけれども、まあ共産主義において、工業製品の生産力(付加価値額)の限界費用というか、調達限界は農産畜産品の生産高からそろばんを弾くのもありなのかもしれない。

あと、新鮮な価値観だったのがIP(intellectual property)知的財産についての言及。まあ、理路を再構築して最短距離を狙いがちなハッカーにはありがちで、多分自分もそちらよりの考え方に毒されているのかもしれないけれども、作者や中国での知的財産についての考え方や振る舞いをみていると、人類の未来に貢献するのはオープンテクノロジーの方なんじゃないかと、むしろ権利保護が技術発展の阻害要因になっているんじゃないかとすら感じもした。

知的財産権とか著作権はジュネーブ万国著作権条約以降の、まあ、せいぜいここ70年ぐらいの比較的新しい権利発明で、近代での運用をみていると、発明者や著作者の発明権や財産権を守るための制度というよりは、そこに投資したひとの永続的経済的利潤を守るための運用がなされているし、大手でさえ特許回避みたいなバッドハックをしている様をみていると、それなりに害悪だなと。もちろんいい点もあるけどね。

ただ、先行特許調査だけで日が暮れてしまう日本の研究者技術者と、まだ比較的フリーダムな中国での同じ立場の人たちが競争した場合、競争にすらならないなと。レギュレーション細かくなりすぎるのも、考えものというか、レギュレーションすら競争のために変えてくる強かさが日本にはないので、ちょっと無理そうだなと。

党とかの方針変更で後からルールを変えてくる中国は、英米法に近いのかもしれないですな。ブラックリスト方式なのでイノベーションがおきやすい。大陸法系の日本はやっていいことを記載したホワイトリスト方式なので、新しいことをやるまえにお墨付きを得ないといけない。どちらにも長所短所はあるのだけれども、ことハードウエアハッキングについては、競争しようもないですね。製造者責任法とかを考えると事業リスクのほうが大きいもんね。日本じゃ。

戦後間もなくの高度成長期のころは多分日本もそうだったんだろうけども、少しだけ羨ましいなと思ったりもしました。寂しいもんです。

余談。
作中に中国語使うときはルビ降っておいてほしいぜ。しんせんなのかしんしんなのか頭のなかで悩むし、山寨とか冒頭からでてくるのに読み方もわからないのでもやもや。山塞か。

diamond.jp/articles/-/116420?page=5
中国のニセ製品でよく言われる「山寨」(Shanzhai:シャンザイ)

中国のニセ製品でよく言われる「山寨」(Shanzhai:シャンザイ)である。
山寨は山岳要塞という意味で、中央の目の届かないところで勝手なことをする梁山泊のような事柄を指す。もともとは罵倒語だったのだが、最近の発明家の間では肯定的に使う人もいて、英語圏のハックやハッカーと通じるものがある。

訳者が同じだからか、P151の説明と同じような説明だね。

そんなわけで、とくに要点も結論もないひらたい読書感想でした。


経済財政白書2018よむよむ(1/4)


経済財政白書をだらだら暇なときに読んでる。パラパラ読んで、気になったところを拾い読み&コメント。結構ながい。130ページでまだ1/4みたい。

平成30年度年次経済財政報告(経済財政政策担当大臣報告)
-「白書」:今、Society 5.0の経済へ-
【説明資料】 平成30年8月 内閣府経済財政分析担当


第1-1-1図 景気の現状

実質民間最終消費支出の推移、2014年に発生した消費税増税+3%のインパクトを3年経っても打ち消せてないね。個人消費は持ち直しって言ってるけれども、消費税分も持ち直せてないよね。

第1-1-5図 日米の金融資本市場の動向

新発10年の国債の利回りがその国のリスクフリーレートとか言うけれども、日本は0.126%とかそんなんしかないのね。ここ一年ぐらい0.05%あたりに張り付いてたみたいだから、それでも倍近い上昇なんだろうけれども、これじゃぁ0%成長の当たり前だよね。


第1-1-9図 地域経済の動向

あれ?DIのぼり調子だって! ほんと?
帝国データバンクさんをお呼びして開催したセミナーでいただいた資料の1~5月の景気DIをみてみると、年末で頭打ち下がってるので今年はトータルだと50切るかもね。(50で景気がわるいなーって感じるひとが半分を超す気分指数)

旅行外国人増えたのは知ってたけれどもこうやってデータで見るとすごい増えてるね。台湾、中国、韓国。
旅行消費額で見ると、中国だけでなく、オーストラリアもすごい。韓国や台湾は消える。まあこの二カ国は自国と日本とで買えるものに大差なさそうだもんね。為替の問題もあるかもしれないけれども、オーストラリアと日本は時差も1~2時間しかないんだから、もう少し訪日者数も増えてもいいかな。飛行時間が長すぎるかな?10時間もかかったっけ? 10時間、モスクワいけちゃうか。

第1-1-15図 潜在成長率の動向

消費税の導入が、1989年3%、1997年5%、2014年8%ここらへん。こうやってみると、もしかしたら日本の低迷の原因は中途半端に運用導入された消費税なんじゃないかって気がしている。織田信長以前は等しく課税する人頭税で、楽市楽座で利益が出たやつに課税する方式にして経済が活性化したんだけれども、また楽市楽座すれば経済活性化するかもね。もっとも、あまり民間に力蓄えさせたくないのか、政策みていると参勤交代みたいな民を無為に疲弊させる制度ばかりで経済成長とか実はさせたくないんだろうなって節もあるけども。経済活性化とか口では言っているけど愚衆が余計なことしないように疲弊させておきたいのもかもね。

第1-2-1図 生産年齢人口と就業者数の推移

産年齢人口は着実に減っているのに、就業者数は増えている。
理由は高齢者と女性。こんなに影響あったのか。すごいね。

こうやってみると「待機女性」が鍵。男性と比較してもあと150万人ぐらいはいけるはず。


第1-2-5図 サービス消費の動向

家賃の下落は供給過剰だからまだ下がりそうだね。
通信費伸びてるね。5年で2.5兆。一人あたりでも伸びているので、あれだけど、この間に起こったトラフィック増加の要因を考えると調整されているほうかもしれない。

● 単身世帯や共働き世帯の増加で外食が堅調に推移
外食の売上高についても緩やかに増加している(第1-2-5図(3))。形態別にみると、居
酒屋では売上が減少傾向であるものの、ファミリーレストランやファーストフード店では客数
の増加に加え、客単価の上昇もあり、高い伸びとなっている

外食堅調??
外食が通信費と同じようなカーブで伸びてるのは意外。ぶっちゃけわからんけど、労働集約型で低賃金労働者が減っているので顧客当たり単価をあげないと生き残れなかったことによるものだろうか?まあわからん。2014年あたりから上昇している。外食産業につま先突っ込んでる商売をしている身からすると、消費税増加の影響か円安の影響かわからんけれども、この頃から仕入れ価格がバカあがりしてしまったってのを記憶している。十年来付き合いがあったいくつかの食品卸会社が倒産してしまったのもこの頃。紅茶屋さんは辛かったのぅ。これは円安由来かもしれんが。

このグラフは売上高だからなぁ・・・。これって国際会計基準での売上高じゃないよね?売上に税を含んでるのかな?売上高はあがってるけれどももしかして利益はあがってないのかな?体感とあまりにあわないから別の統計からとかからも調べてみよう。

ん。

平成28年企業活動基本調査速報-平成27年度実績-
www.meti.go.jp/statistics/tyo/kikatu/result-2/h28sokuho.html

第1表 総括表(時系列) 産業別、企業数、事業所数、常時従業者数、総資本、売上高、付加価値額

飲食サービス業の売上高と付加価値額をグラフにしてみると、付加価値額はのびてなさそうなので、やっぱし、原価が増えてるのが原因かな?

業種別の経年データはないんだけれども、「第6表 産業別、営業費用及び利益」をグラフにしてみると、全産業でみても売上原価が増えている。やっぱこっちが原因っぽい。販管費は増えてないので人件費はあがらずと。利益が増えてるわけじゃないので人件費はあがんないよね。やっぱ御用学者を要したうそっぱちじゃんか。

飲食サービス業はいろんなものを仕入れて加工する食品加工業としても最末端で、最終的な接客サービス業なので、上流にある売上原価の上昇が積み重なったのだとおもう。売上は一見増えているように見えるが利益にはつながっていない売上増なので、外食すごーい、堅調~!とか言っていては駄目っぽ。つか、駄目だよ。



第1-2-12図 設備投資の動向

産業用ロボットが踏み上がってるのみると、「設備投資が緩やかに増加」とか喜ぶ指標というよりは、産業が無人化にシフトしてるんだな、人からロボットなんだね、って感想。

1-2 ボリューム減による実質値上げ
内容量を減らして価格を据え置く、いわゆる「実質値上げ」の動きが広まっています

うまい棒が小さくなるとかチョコパイがありえないほど小さくなるぐらいならまだ俺も我慢できてたんだけれども、これ、もう内容量だけじゃ済まなくなってきて、食品のなかには品質を下げてとかいうのが目につくようになってきて怖い。

お気に入りの揚げ煎餅が今までの油と変ってて「外はかりかり、中はふわふわ」だったのが、「ガリガリ」になっちゃって唖然とした。新商品ならまだしもレギュラー商品の風味が変わったらもう駄目だろうっていう感じ。スーパーとかの大量仕入れ店からの販売価格統制と、原価費の板挟みなんだろうけれども、悲しい。


第1-2-24図 家計の予想物価上昇率と消費者物価

生鮮食料品を除く総合の物価上昇率が、生鮮食料品およびエネルギーを除く総合より6ヶ月ぐらい先行する。ぱっと見のこのラグがどこで相関をとってるのかわからないけれども6ヶ月ぐらいとの相関が0.8ぐらいはありそうなので、結構な確度だ。経験から先物の物価変動のほうが家計の予想物価より6ヶ月ぐらい先行するので、家計の生鮮食料品の物価は1年先まで見えてるってことでいいんだろうか? 高度に工業化された現代農業漁業において天候不順は相関係数0.2ぐらいしかないのかな?ちょい意外。


(2)品目別のインターネット購入割合と消費者物価の動き

2015年を100にした図。こうやってみると、価格の押し下げが続いているようだ。経営学の教科書的に考えるなら大量供給者に対して販売者の新規参入を妨げる手段がなく、利益の平準化がおきているのだろう。でも、掃除機以外、底値かな?

第1-3-9図 新聞センチメント指数(紙面別)と消費者マインドの関係

これ面白いかも!

新聞のテキストデータをディープラーニングによる感情解析をして相関をとったデータ。
でも、ぶつけているのが内閣府「景気ウォッチャー調査」なので、民衆の景況感は0.6ぐらいの新聞等報道と連動しちゃうってのが、実かもしれないけれども、ツイッターの感情解析がマーケット指標に相関あるよねってぐらいの面白みはある。


第1-4-1図 日米欧のバランスシートと政策金利の推移

発行長期国債ふえてんなー・・・・。

これに関しちゃアメリカの無期限無制限の量的金融緩和(quantitative easing)、QE1(2008)、QE2(2010)、QE3(2012)が引き金になって、日本だと2014、ユーロ圏の2015あたりからの量的緩和という名のマネタリーベースの増大を招いていることはみてとれるんだけれどもさ、金の硬直化を起している日本ではヘリコプターマネーでお金投下して、政策金利ぶちさげても民間銀行の預貸率とかかわらねぇし、名目GDPも伸び悩んで結果中央銀行のバランスシート規模だけ増やして終わってる。国債を新発10年と考えるとここらへんの償還が始まりだすのが日本だと2024あたりから2038年あたり。米国だと2021年ぐらいか。ここらへんで一旦また経済クランチするかもね。以外と時間ないね。世間にはアベノミクスを批判とか褒めたりするけれども、そもそもアメリカさんがリーマンで追い詰められてQEに舵とってなければこんなお金のバカ発行することもなかったわけで、信用貨幣経済の終わりの音なのかもしれないね。

第1-4-5図 マイナス金利の日欧比較

マイナス金利になって、銀行からしてみたら預金者は「お客さん」ではなくなり、できれば口座とかお金を預けてほしくない存在になった。これって結構エポックなんだけれども、お金持ちの高齢者とかは銀行からはお客さん扱いされてほしいのでちょっと悲劇的なミスマッチがこれから顕在化しそう。商習慣上なかなかお金持ちを無下にはできないだろうし、また水が変わることもあるだろうし。

銀行側からすると手元にお金を持っていると損をするので、なんとかどこかに貸付をおこなわなければならない。グラフをみるとその逃げ先が中小企業や個人への貸出に向いたことがわかる。日本版サブプライムだね。シェアハウス融資とかはやくもハジけた気配もあるけれども。

にしても銀行の貸出金利、とうとう統計でも1%切ってるんだね。お金借りないので噂でしか聞いたことがなかったよ。これじゃ銀行の経営が送金とか引き出しの手数料収入にだけ頼るのもあたりまえだね。

all_01.pdf はこんなところでおしまい。またこつこつ読んで、そのうち2/4あげるよ~。

ではごきげんよう